JA経営マスターコース 幹部候補35人が巣立つ2014年3月18日
平成25年度JA経営マスターコースの修了式が3月13日、JA全中全国教育センター(東京都町田市)で行われた。第15期の修了生35人が、全中の萬歳章会長ほか、JA全国組織の代表の期待と励ましの声に送られ、JAの幹部候補生として巣立った。
修了式では、JA全中の萬歳会長が「地域、JAの実態を踏まえ、JAの改革を自ら発意して取り組んでほしい。これまでの600人のマスターコース修了生とともに、改革の火種を大きくしよう。そして驕らず、修了生の自負を持ち、地域、職場、家族を大事にしてほしい」と励まし、1人ひとりに修了証書を手渡した。
また同コース塾長の堂門冬二氏は、「自主・自立・創造の精神を持つことが大事。お粥になることなく、おにぎりの米粒となるように」と話し、「JAはこれから危機が連続するだろうが、その分、やりがいがあると考え、失敗を恐れず、若い能力を発揮してほしい」とエールを送った。
併せて今年度優秀論文を表彰。修了論文大賞にJA横浜(神奈川)の角田茂樹さん、塾長賞にJA兵庫六甲(兵庫)の福島良さん、全農会長賞にJAなんすん(静岡)の石井秀明さん、全共連会長賞にJAみやぎ仙南(宮城)の佐藤大樹さん、農林中金理事長賞にJAとぴあ浜松(静岡)の高井有季さん、ブラジル・コチア産業組合中央会記念賞にJA雲南(島根)の藤原加珠美さん、マスターコース性選抜賞にJA鹿児島いずみ(鹿児島)の川原慎太郎さんが選ばれた。
JA経営マスターコースは、JAの経営戦略を立案し、その実行を担い、将来の幹部となりうる“基幹的人材”の育成を目的とするもので、カリキュラムは前期・後期からなり、期間は1年。塾長である作家の堂門冬二氏によるリーダーシップ論など、特別講義もある。最終段階では、学習の総仕上げとして、自分のJAの事業・活動の改革提案を修了論文として提出する。
(写真)
修了証書を受ける修了生
(関連記事)
・都市農業こそ農の価値発信を JA全中がシンポ(2014.03.13)
・国会決議実現と基本農政確立で決議 全中総会(2014.03.10)
・JA全中、初の地域営農ビジョン研究大会(2014.02.06)
・決議実践でJAの強み発揮を トップフォーラム(2013.12.02)
・人づくり運動のリーフレット作成 JA全中(2013.11.05)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(138)-改正食料・農業・農村基本法(24)-2025年4月19日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(55)【防除学習帖】第294回2025年4月19日
-
農薬の正しい使い方(28)【今さら聞けない営農情報】第294回2025年4月19日
-
若者たちのスタートアップ農園 "The Circle(ザ・サークル)"【イタリア通信】2025年4月19日
-
【特殊報】コムギ縞萎縮病 県内で数十年ぶりに確認 愛知県2025年4月18日
-
3月の米相対取引価格2万5876円 備蓄米放出で前月比609円下がる 小売価格への反映どこまで2025年4月18日
-
地方卸にも備蓄米届くよう 備蓄米販売ルール改定 農水省2025年4月18日
-
主食用МA米の拡大国産米に影響 閣議了解と整合せず 江藤農相2025年4月18日
-
米産業のイノベーション競う 石川の「ひゃくまん穀」、秋田の「サキホコレ」もPR お米未来展2025年4月18日
-
「5%の賃上げ」広がりどこまで 2025年春闘〝後半戦〟へ 農産物価格にも影響か2025年4月18日
-
(431)不安定化の波及効果【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月18日
-
JA全農えひめ 直販ショップで「えひめ100みかんいよかん混合」などの飲料や柑橘、「アスパラ」など販売2025年4月18日
-
商品の力で産地応援 「ニッポンエール」詰合せ JA全農2025年4月18日
-
JA共済アプリの新機能「かぞく共有」の提供を開始 もしもにそなえて家族に契約情報を共有できる JA共済連2025年4月18日
-
地元産小粒大豆を原料に 直営工場で風味豊かな「やさと納豆」生産 JAやさと2025年4月18日
-
冬に咲く可憐な「啓翁桜」 日本一の産地から JAやまがた2025年4月18日
-
農林中金が使⽤するメールシステムに不正アクセス 第三者によるサイバー攻撃2025年4月18日
-
農水省「地域の食品産業ビジネス創出プロジェクト事業」23日まで申請受付 船井総研2025年4月18日
-
日本初のバイオ炭カンファレンス「GLOBAL BIOCHAR EXCHANGE 2025」に協賛 兼松2025年4月18日
-
森林価値の最大化に貢献 ISFCに加盟 日本製紙2025年4月18日