販売事業、前年度比2.5%増 総合農協調査2014年4月25日
農林水産省は4月24日、「平成24事業年度総合農協一斉調査結果」を公表した。販売品販売高・取扱高は約4兆3300億円で対前事業年度にくらべ2.5%増加したことが分かった。
◆女性役員17%増加
調査結果は24年4月1日から25年3月31日までに事業年度が終了した717総合JAについて集計したもの。
正組合員は5万5000人減少したが、准組合員が19万9000人増加したことから組合員総数は14万4000人増加して、997万8000人となった。
役員数は前年度にくらべて80人減少(▲0.4%)するなかで、女性役員は998人と147人(+17.3%)増えた。職員数は21万1782人。4025人減少(▲1.9%)した。
信用事業のJA貯金平均残高は89兆4708億円で1兆6967億円増加(+1.9%)した。一方、JA貸出金の平均残高は23兆1077億円で4004億円減少(▲1.7%)した。
共済事業では長期共済の新契約高(保障共済金額の合計金額、以下同)は23兆4261億円で1兆6588億円減少(▲6.6%)した。保有契約高は297兆3299億円。6兆4010億円減少(▲2.1%)した。短期共済の掛金は4765億円で259億円増加(+5.7%)した。
◆米販売9.2%増加
経済事業では、購買品供給・取扱高は2兆9571億円で91億円減少(▲0.3%)した。このうち生産資材は2兆667億円で144億円増加した。肥料(+3.2%)、農業機械(+3.3%)などが伸びた。生活物資は8904億円で235億円減少(▲2.6%)した。
販売品販売高・取扱高は4兆3305億円で1045億円増加した。このうち農産物は3兆2397億円で688億円(+2.2%)増加した。野菜、果実は減少したが米が9.2%伸びた。
畜産物は1兆908億円で357億円増加(+3.4%)した。肉豚、鶏卵は減少したが、生乳(+4.6%)、肉用牛(+11%)が伸びた。
(関連記事)
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