取扱高5兆円台に JA全農25年度経営概況2014年6月4日
JA全農は、平成25年度の経営概況(速報値)をまとめ、6月3日の経営管理委員会に報告した。
25年度の取扱高は、計画比105.3%、24年度実績比105.4%の5兆852億円と5年ぶりの5兆円台となった。
事業別には、米穀農産事業が、米の販売の遅れから計画比96%の8170億円と、計画および前年実績(8219億円)を下回った。園芸事業は単価が低迷したことから計画比98%の1兆541億円だったが、前年実績の1兆80億円はクリアした。畜産事業は計画比106%の1兆1421億円(前年度実績1兆638億円)。復興需要や消費税増税前の駆け込み需要があった営農・生産資材事業は計画比113%の9405億円(同8589億円)。石油が高値で推移した生活関連事業が計画比114%の1兆1314億円(同1兆725億円)と、いずれも前年度実績を上回っている。
経営収支は、事業総利益が1006億2800万円、事業管理費が972億100万円で事業利益は34億2600万円となっている。その他経常損益を加えた経常利益は132億2800万円。税引前当期利益は114億7300万円、税引き後の当期剰余金は92億1200万円で、計画よりも29億円強上回っている。
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