香港フードエキスポに出展 JAグループ2014年8月19日
国産農畜産物の輸出拡大に向けて
JAグループは8月14?18日に香港で開催された「香港フードエキスポ」に出展。JA6次化ファンドの出資先企業も招聘し、日本の農畜産物をPRした。
今回の出展は、6月に設置した「JAグループ輸出推進協議会」を中心に、JF全漁連、日本農業法人協会とも連携し、日本産農林水産物の輸出拡大を図ろうというもの。
ブースではJA6次化ファンドの出資先企業である(株)マイセンファインフード、いずも食品加工(株)も出展し、6次産業化で開発された商品を海外で販売するきっかけを提供した。
JA6次化ファンドの出資先を出展したことについて農林中央金庫の種田宏平常務は、「(JAグループのファンドは)出資にとどまらず、出海外展開もサポートすることでさらなる付加価値を提供する。他のファンドとの差別化を図りたい」とコメント。これからも農林水産業者の収益力強化に向けて、系統や業界の枠組みを超えた連携に取り組み、「農林水産業者と産業界の架け橋として多様な機能を発揮したい」として、さらに販売拡大を支援していくと強調した。
また、連携して出展した全漁連の長屋信博専務は、「世界中で“和食”が注目される中、素材だけでなく食文化や調理法も含めて海外に発信していきたい。同じ生産者団体のJAグループと一緒に出展できたことは意義深い」とコメントを出した。
そのほか、JAグループからは、成清一臣理事長が「日本の農畜産物は安全安心であることに加え、高品質であり競争力は十分にある。新たな販路を海外に求めることで、農業者の所得向上につながる」と、今後もJAグループとして輸出拡大に積極的に取り組むと強調。JA全中の大西茂志常務は、「生産者サイドのオールジャパンの輸出促進にかかる枠組みとして、JAグループ輸出推進協議会を機能させていきたい」とコメントした。
(写真)
JAグループのブースのようす
(関連記事)
・JAグループ輸出推進協議会を設置(2014.06.05)
・JA6次化ファンド 千葉の食品加工会社へ出資(2014.08.18)
・経常利益45億円増 農林中金第1四半期決算(2014.08.07)
・【コラム・ここがカンジん】JAバンクの行く末(2014.08.05)
・JA貯金93兆2000億円 農林中金(2014.07.29)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(123) -改正食料・農業・農村基本法(9)-2024年12月21日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (40) 【防除学習帖】第279回2024年12月21日
-
農薬の正しい使い方(13)【今さら聞けない営農情報】第279回2024年12月21日
-
【2024年を振り返る】揺れた国の基 食と農を憂う(2)あってはならぬ 米騒動 JA松本ハイランド組合長 田中均氏2024年12月20日
-
【2025年本紙新年号】石破総理インタビュー 元日に掲載 「どうする? この国の進路」2024年12月20日
-
24年産米 11月相対取引価格 60kg2万3961円 前年同月比+57%2024年12月20日
-
鳥インフルエンザ 鹿児島県で今シーズン国内15例目2024年12月20日
-
【浜矩子が斬る! 日本経済】「稼ぐ力」の本当の意味 「もうける」は後の方2024年12月20日
-
(415)年齢差の認識【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年12月20日
-
11月の消費者物価指数 生鮮食品の高騰続く2024年12月20日
-
鳥インフル 英サフォーク州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年12月20日
-
カレーパン販売個数でギネス世界記録に挑戦 協同組合ネット北海道2024年12月20日
-
【農協時論】農協の責務―組合員の声拾う事業運営をぜひ 元JA富里市常務理事 仲野隆三氏2024年12月20日
-
農林中金がバローホールディングスとポジティブ・インパクト・ファイナンスの契約締結2024年12月20日
-
「全農みんなの子ども料理教室」目黒区で開催 JA全農2024年12月20日
-
国際協同組合年目前 生協コラボInstagramキャンペーン開始 パルシステム神奈川2024年12月20日
-
「防災・災害に関する全国都道府県別意識調査2024」こくみん共済 coop〈全労済〉2024年12月20日
-
もったいないから生まれた「本鶏だし」発売から7か月で販売数2万8000パック突破 エスビー食品2024年12月20日
-
800m離れた場所の温度がわかる 中継機能搭載「ワイヤレス温度計」発売 シンワ測定2024年12月20日
-
「キユーピーパスタソース総選挙」1位は「あえるパスタソース たらこ」2024年12月20日