JA運営に女性の参画進む JA全中調べ2014年11月11日
主要3指標達成JAは10%に
JA全中はこのほど、平成26年における女性のJA運営参加の現状をまとめた。正組合員、総代、理事等の数は、いずれも前年を上回り、この3部門の数値目標を達成したJAは72JAで、前年より18JA増え、全体の10%に達した。
JAグループは、平成24年の第26回JA全国大会で、女性の正組合員比率25%以上、総代10%以上、理事等2名の実現を決議し、JA運営への女性参画を促している。これを受けて「総合的な方針を策定しているJA」は70.6%で前年より1.1ポイント増えた
26年4月1日現在のJAの正組合員は455万5219名。うち女性は93万9747名で、正組合員全体の20.63%を占める。前年より0.85ポイント増え、20%の大台に乗った。総代は全体の29万9412名に対して、女性が2万2646名。前年より0.7%ポイントアップの7.6%になった。
女性役員(理事・経営管理委員・監事)は1277名で、前年より160名増えた。全役員に占める割合は前年より0.9ポイント増の6.9%となった。うち農水省監査指針の特例によって、女性理事枠を増やして就任した女性は383人。この結果、県内すべてのJAに女性役員のいるJAは23県で、前年より8JA増えた。
なお、中央会・連合会役員等への参画は、中央会で理事が3名、監事が1名、参与が1名だった。また女性管理職は、課長職以上3万2501名に対して、女性は2288名で、前年より0.9ポイントアップの7.0%だった。
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