銀座で佐渡の実りをPR JA佐渡、JA全農2014年12月8日
JA全農は、JAのTACが地域の農畜産物を消費者に紹介する場として「みのりみのるマルシェ」を開催しているが、11月29日にはJA佐渡のTACが「朱鷺と暮らす郷」認証米などを販売した。
佐渡は東京23区の1.5倍の広さ。佐渡沖を流れる暖流の影響で冬は暖かく夏は涼しいことから多様な農産物が実る。日本で初めて国連食糧農業機関(FAO)から世界農業遺産(GIAHS)に認定された。
「みのりみのるマルシェ新潟県佐渡の実り」は銀座三越9階の銀座テラスガーデンで開催。認証米「朱鷺が暮らす郷」のほか、おけさ柿・あんぽ柿、佐渡牛乳・乳製品、日本酒などを販売した。 店頭に立ったのはJA佐渡の営農事業部営農企画課のTAC、福井幹剛さんと小林拓矢さん。
福井さんは朱鷺が舞う環境づくりも担いながら米づくりをしている佐渡を伝え「農業の価値が発信できれば」と話した。小林さんは「都会の消費者からこんな声を聞きましたよ、と佐渡に帰ってから生産者に伝えられれば」という。
TACは農家組合員に「出向く」取り組みとしてスタートし、全国のJAで1700人を超えた。農業経営の相談に乗ることが大きな役割だが、消費者(生活者)に生産者の思い、地域の特徴などを伝える活動もこうしたマルシェでの販促活動も行っている。平成23年からスタートし、このPR活動を通じて地域での販売ノウハウのヒントにできればという狙いもある。
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