JA全農 TACパワーアップ大会2014開催2014年12月8日
担い手の夢・ビジョンを実現
JA全農は、12月4、5日の両日、「TACパワーアップ大会2014」を横浜の新横浜プリンスホテルで開催し、全国のJAのTACはじめ510人が参加した。
◆全国1700人が活躍
今年で7回目となる大会のテーマは、「JAグループの総合力を発揮した部門間連携の促進と農業法人への出向く活動の強化」、「JAにおけるTAC活動の位置づけの再確認」。
現在、全国の281JAで1706人のTACが活動しており、11万戸の農業経営者に、訪問・面談活動を約87万回行っている(25年度実績、大会での久保省三営農販売企画部長の報告から)。
そして、具体的な取組みとしては▽経営支援▽若者・新規就農▽販売先対策▽肥料農薬関係▽融資▽労働力支援▽婚活支援▽法人化支援など、多岐な内容にわたり、JAグループの総合力を発揮した部門間連携が促進されていることが分かる。
とくに昨年度から提案されている「法人対応」の取り組みが「着実に進んできている」(久保部長)ことは、TACの活動が従来にも増して積極的になってきている表れだといえる。
「TACの活動は目に見えてレベルアップしていると感じている。それは担い手の要望・意見を真摯に受け止め、それに応えるべくJAグループが一体となって施策を提言して実績を積み上げてきた結果である」
「TACの取り組みも各JAや地域によってさまざまな形があるが、JAの役職員のみなさんが地域農業振興に向けて目標を設定し、TACの活動を核としてJAグループの総合力を発揮するという方向性が明確になっている」
「こうした努力こそが、担い手・生産者の信頼を獲得し、真に役立つのはJAグループであることを証明していると確信している」
中野吉實JA全農会長は、主催者あいさつで、こうTACの活動を高く評価し、さらに「全農は担い手対応の強化に結びつくよう引き続きTACの活動支援に誠心誠意努めていく」と語った。
その後、来賓として雨宮宏司農水省農林水産技術会議事務局長、黒田栄継JA全青協会長があいさつした。黒田会長は「生産者・担い手とJAがしっかりつながることが日本農業の未来につながる」と語った。
(写真)
あいさつする中野会長
◆「農業の原点は現場」
活動表彰では全農会長賞のJA新いわてをはじめJA表彰に5JA、26年産米の作付から集荷まで優れた取組みをした2JAにJA特別賞、優れた活動をした8人のTACに中野会長から表彰状と副賞が手渡された。
また、藤岡茂憲日本農業法人協会会長が「農業法人経営者がJAとTACに期待すること」と題して基調講演を行った。藤岡会長は講演の最後を「日本農業の原点と将来は永田町や大手町や霞が関ではなく、農業の『現場』にしかないと声高に言いたい」と結んだ。
初日(4日)はその後、JA表彰の5JAとJA特別表彰2JAから取組事例発表が、2日目(5日)に受賞TACの取組事例発表が分科会形式で行われた。
また4日には、TAC受賞者であるJAこうかの木村郁美さんから「TACの活動を通して、▽担い手の将来やビジョンを実現します。▽将来の地域農業の方向性を見いだします。▽生産者と生活者を繋ぎます」という大会宣言が提案され満場一致で採択された。
(写真)
TAC表彰をうけた8人
◇
【TACパワーアップ大会2014活動表彰】
○JA表彰▽JA新いわて(岩手県)=全農会長賞(=写真右)
▽JAしおのや(栃木県)
▽JA長生(千葉県)
▽JA越後中央(新潟県)
▽JA雲南(島根県)
○JA特別表彰
▽JAいわて花巻(岩手県)
▽JA東びわこ(滋賀県)
○TAC表彰
▽JAあきた白神経済部経済課係長・伊藤隆一氏(秋田県)「『白神ネギ』10億円販売に向けた生販マッチング支援」
▽JAかみはやし営農部マーケティング課主任・高野貞昭氏(新潟県)「TAC活動を工夫して楽しんでやってきた。すると結果もついてきた」
▽JAたんなん指導部営農課・山田有彦氏(福井県)「大規模水田園芸への取り組み」
▽JAこうか営農経済部営農指導課・木村郁美氏(滋賀県)「ブランド野菜栽培と耕作放棄地再生を軸とした農業者支援」
▽JA斐川町営農部営農企画課主任・原紀行氏(島根県)「労務管理・経営改善に向けた支援」
▽JA愛媛たいき営農部営農企画課・矢野努氏(愛媛県)「農家台帳作成による農業経営の可視化と農業生産分析への取り組み」
▽JAふくおか八女営農指導部農業振興課係長・安徳和彦氏(福岡県)「茶生産農業法人の課題解決とTAC・JAの役割」
▽JA島原雲仙営農部担い手対策課・山崎可織氏(長崎県)「JA低利用の担い手のニーズに対応した生産資材のコストダウンと花嫁対策事業」
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