「きずなを大切に」 全中作文・図画コン表彰式2015年1月9日
JA全中は1月9日、東京・大手町のJAビルで第39回「ごはん・お米とわたし」作文・図画コンクールの表彰式を行った。
このコンクールは、全国の小・中学生を対象に「ごはん・お米」をテーマにした作文・図画作品を募集するもの。子どもたちに日本の農業や、お米の大切さを知ってもらおうと昭和51年から毎年行っている恒例のイベントだ。
表彰式で萬歳章JA全中会長(=写真左)は、今年度は作文で5万5202点、図画で7万8193点の応募があり、とくに図画部門は前年に比べて5000点以上応募が増えたことを紹介し、応募した児童・生徒と保護者、学校関係者らに感謝を述べた。また、最近の米情勢に触れて「価格下落などがあり、必ずしも明るい話題ばかりではないが、こうした作品を通じて、日本の農業や米作りへの理解が広がってほしい」と期待した。
審査委員長の中村靖彦・東京農大客員教授は、「農村の風景は大きく変わっているが、米づくりに大切な地域や家族の絆、結びつきの大切さは変わっていない」と述べ、入選した児童・生徒らに「これからも祖父母、ご両親とともに日本の米づくりを大切にしていってほしい」と呼びかけた。
今年の作品の傾向については、図画部門は「昨年まで多かったお祭り、アイガモ農法、バケツ稲、学校行事の様子を描いた作品が少なくなり、日常の食事や田植、刈り入れ作業の様子を描いた作品が多かった」(岡村泰成・美術家集団Moss Spirits代表)と紹介。作文については、「家族で食卓を囲む楽しさ、大切さが伝わってくる作文が多かった。農家の米づくりへの思い、収穫の喜び、それにまつわる家族の絆を垣間見ることができた」(森田盛行・全国学校図書館協議会理事長)と評価した。
入選作品は1月13?23日まで、JAビル4階の農業・農村ギャラリーで展示される。
(写真)
内閣総理大臣賞で表彰をうけた本多和声さん(図画)
(関連記事)
・農協改革、一致団結で乗り切ろう! 萬歳会長 (2015.01.05)
・「ごはん・お米」作文・図画コン 受賞者決まる(2014.12.09)
・ごはん食の大切さ、受け継いで JA全中が表彰(2014.01.10)
・書道・交通安全ポスター入賞者決定 JA共済連(2013.12.16)
・JA全中作文・図画コン 受賞者が決定(2013.12.11)
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】ホウレンソウにクロテンコナカイガラムシ 県内で初めて確認 神奈川県2024年12月23日
-
【注意報】カンキツ類にミカンナガタマムシ 県内全域で多発 神奈川県2024年12月23日
-
多収米でコメの安定生産・供給体制を 業務用米セミナー&交流会 農水省補助事業でグレイン・エス・ピー ①2024年12月23日
-
多収米でコメの安定生産・供給体制を 業務用米セミナー&交流会 農水省補助事業でグレイン・エス・ピー ②2024年12月23日
-
香港向け家きん由来製品 島根県、新潟県、香川県からの輸出再開 農水省2024年12月23日
-
農泊 食文化海外発信地域「SAVOR JAPAN」長野、山梨の2地域を認定 農水省2024年12月23日
-
鳥インフル 米アイダホ州、ネブラスカ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年12月23日
-
「JA全農チビリンピック2024」小学生カーリング日本一は「札幌CA」2024年12月23日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」栃木県で三ツ星いちご「スカイベリー」を収穫 JAタウン2024年12月23日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」大分県で「地獄めぐり」満喫 JAタウン2024年12月23日
-
「全農親子料理教室」横浜で開催 国産農畜産物で冬の料理作り JA全農2024年12月23日
-
「愛知のうずら」食べて応援「あいちゴコロ」で販売中 JAタウン2024年12月23日
-
Dow Jones Sustainability Asia Pacific Indexの構成銘柄7年連続で選定 日産化学2024年12月23日
-
「東北地域タマネギ栽培セミナー2025」1月に開催 農研機構2024年12月23日
-
NTTグループの開発した農業用国産ドローンの取り扱い開始 井関農機2024年12月23日
-
北海道立北の森づくり専門学院 令和7年度の生徒を募集2024年12月23日
-
店舗、宅配ともに前年超え 11月度供給高速報 日本生協連2024年12月23日
-
雪の少ない胆振で就農「いぶり農業フェア」開催 北海道2024年12月23日
-
生分解性黒マルチフィルム「Nature Master」試作品を販売開始 昭光通商2024年12月23日
-
佐賀のブランドいちご「いちごさん」表参道の人気店とコラボ2024年12月23日