中央会改革と所得向上の関係は?2015年1月28日
青年農業者が自民党PTで主張
自民党の農協改革等法案検討PTは1月27日、農業者からのヒアリングを実施。JA全青協の黒田会長らが出席し意見を述べた。
黒田会長は、JA全青協として若手農業者の意見をふまえたJAグループの自己改革に関する意見を提出し、それが自己改革の内容に反映されたことを評価し、自己改革を尊重すべきと話した。
また、今回の農協改革は中央会制度、とくに監査に議論が集中しており、このことが農業者の所得向上にどう関係するのか、まったく理解できないとも主張した。
群馬県農協青年部協議会の天笠淳家会長も出席。JA太田市理事として「中央会の指導でJA経営の自由度が妨げられているという認識はまったくない」と話したほか、中央会が組合員に代わって組織・運営・会計全般にわたる全体的・一体的な監査を実施していることを評価しているとした。
また、地元の仲間とともに営農指導や販売・購買の強化を工夫してきたと話し、現場の感度とあったJAグループの自己改革を政府は応援すべきなどと主張した。
そのほかヒアリングには(有)横浜ファームの笠原節夫代表取締役、農事組合法人さんぶ野菜ネットワークの下山久信事務局長兼常勤理事、(有)ぶどうばたけの三森かおり取締役が意見を述べた。
農協改革の必要性では一致したが、中央会監査については評価する意見のほか、公認会計士監査との選択制でいいのではとの指摘もあった。
(関連記事)
・農協改革、内閣一体で取り組む 西川農相(2015.01.28)
・農協法に「地域振興」明記を 河野・中金理事長(2015.01.23)
・総合農協の特性ふまえた中央会監査は必要(15.01.23)
・【提言】佐賀県知事選と農協「改革」 田代洋一・大妻女子大学教授(15.01.22)
・【正義派の農正論】財界のための農協監査(2015.01.19)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(133)-改正食料・農業・農村基本法(19)-2025年3月15日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(50)【防除学習帖】第289回2025年3月15日
-
農薬の正しい使い方(23)【今さら聞けない営農情報】第289回2025年3月15日
-
イタリア旅行の穴場【イタリア通信】2025年3月15日
-
政府備蓄米 初回9割落札 60kg2万1217円 3月末にも店頭へ2025年3月14日
-
【人事異動】JA全共連(4月1日付)2025年3月14日
-
【人事異動】JA全中(4月1日付)2025年3月14日
-
(426)「豆腐バー」の教訓【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年3月14日
-
実需者と結びつきある飼料用米 支援継続を 日本農業法人協会2025年3月14日
-
オホーツクの恵み 完熟カボチャからフレークとパウダー JAサロマ2025年3月14日
-
日本一の産地の玉ねぎがせんべいに 産地の想い届ける一品 JAきたみらい(北海道)2025年3月14日
-
みおしずくがクッキーに 日野菜漬はふりかけに JAグリーン近江(滋賀県)2025年3月14日
-
地域の歴史受け継ぎ名峰・富士の恵み味わう かがり火大月みそ JAクレイン(山梨県)2025年3月14日
-
【人事異動】JA全厚連(4月1日付)2025年3月14日
-
高まるバイオスティミュラント普及への期待 生産者への広報活動を強化 日本バイオスティミュラント協議会2025年3月14日
-
岩手県大船渡市大規模火災での共済金手続きを簡素化 JA共済連2025年3月14日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第107回2025年3月14日
-
3月14日は「蚕糸の日」 大日本蚕糸会2025年3月14日
-
種苗・農産物輸出の拡大に向けた植物検疫のボトルネック解消「農研植物病院」へ出資 アグリビジネス投資育成2025年3月14日
-
【役員人事】農中信託銀行(4月1日付)2025年3月14日