コウノトリ放鳥で自然と共生 「黒酢米」拡大に弾み JAちば東葛2015年8月7日
千葉県野田市の「コウノトリの里」で7月23日、コウノトリの放鳥が行われた。JAちば東葛は野田市に協力し「黒酢米」など自然と共生する農業の確立を目指している。放鳥で同JAの取り組みにさらに弾みがついた。
野田市は同市江川地区にある約90haの湿地帯に飼育施設「コウノトリの里」を建設。3年前、東京都の多摩動物園からつがいを譲り受けて飼育し、その後7羽が誕生した。
今回放鳥したのは今年の3月に生まれた3羽。今後、衛星利用測位システム(GPS)を利用して追跡調査しながら野生化を目指す。
野田市を管内とするJAちば東葛は、市と連携して、コウノトリが生息できる農業の確立に努めている。その一環として、水稲に殺菌効果のある玄米黒酢を空中散布するとともに、農薬、化学肥料を半減する「ちばエコファーマー」を取得し、栽培面積を拡大している。
この方法による栽培面積は、平成26年度で約520ha。同市の全作付け面積の約半分を占める。放鳥の式典で同JA勝田実組合長は「安全で安心な野田市の農産物のブランド化をはかりたい」と期待を述べた。
(写真上)野田産のブランド化へ意欲を見せるJAちば東葛の勝田組合長
重要な記事
最新の記事
-
米輸入めぐるウルグアイ・ラウンド(UR)交渉 過度な秘密主義に閣僚も「恥」 1993年外交文書公開2024年12月27日
-
1月の野菜生育状況 さといも以外の価格 平年を上回る見込み 農水省2024年12月27日
-
(416)「温故知新」【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年12月27日
-
【農協時論】石破新政権へ期待と懸念 地方創生自任し民主的な議論を 今尾和實・協同組合懇話会代表委員2024年12月27日
-
ブランドかんきつ「大将季」登場 銀座三越で「鹿児島の実り」開催 JA全農2024年12月27日
-
「鹿児島県産 和牛とお米のフェア」東京・大阪の飲食店舗で開催 JA全農2024年12月27日
-
【世界の食料・協同組合は今】化石補助金に対する問題意識(1)循環型社会 日本が先導を 農中総研・藤島義之氏2024年12月27日
-
【世界の食料・協同組合は今】化石補助金に対する問題意識(2)化石資源補助削減が急務に 農中総研・藤島義之氏2024年12月27日
-
農林中金 医療メーカーのニプロとソーシャル・ローン契約 10団体とシンジケート団2024年12月27日
-
2025国際協同組合年全国実行委員会がSNSで情報発信2024年12月27日
-
インターナルカーボンプライシング導入 井関農機2024年12月27日
-
東大クイズ王・伊沢拓司氏率いる知識集団・QuizKnockとコラボ企画 クロップライフジャパン2024年12月27日
-
北の新顔冬野菜 生産者と飲食店をマッチングで北海道の公募事業受託 サッポロビール2024年12月27日
-
農場経営体験ゲーム メタバース「FARM TYCOON by SAPPORO」リリース 札幌市2024年12月27日
-
農家のプロ直伝『農家の加藤さんが教える おいしいプランター野菜づくり』発売2024年12月27日
-
豚の大腸菌性下痢症治療用注射剤「フォーシルS」新発売 明治アニマルヘルス2024年12月27日
-
東京発の新品種候補いちご「東京幸華」初の商品化 東京工科大2024年12月27日
-
自動操舵システム「AG502」新規販売店を募集 HOSAC2024年12月27日
-
骨の健康啓発活動で旭化成ファーマ「骨検」と協働 雪印メグミルク2024年12月27日
-
県外在住者対象「静岡県西部地域移住地体験バスツアー」2月7日開催2024年12月27日