農業者の読者率は51% 家の光調査2015年12月8日
(一社)家の光協会は11月30日、7月に行った農林業地域の読書に関する全国農村読書調査の結果を「2015農村と読書」にまとめた。
総合読書率(月刊誌、書籍など、いずれかを読んでいる割合)は前年より1ポイント減の57%だった。2012年に初めて60%を切ってから4年連続している。性別でみると女性の総合読書率は28年連続で男性を上回っている。職業別にみると学生が最も高く76%、次いで主婦、自営業となっており、農業は最も低く51%だった。
雑誌読書率については47%で、書籍読書率は3年連続で30%。読書率は軒並み過去最低で、低迷が続いている。
また過去1カ月の書籍の平均読書冊数は、半年間に書籍を読まなかった人を含めて0.9冊となった。
◆読んでいる月刊誌 1位は「家の光」
読んでいる月刊誌の1位は「家の光」、以下順番に「現代農業」「オレンジページ」「レタスクラブ」「ESSE」となった。
「家の光」のJA組合員読者は正組合員が78%、准組合員が8%で、計86%。「現代農業」では正組合員が76%を占めていた。
読んでいる週刊誌の1位は「女性自身」。以下順番に「女性セブン」「週刊少年ジャンプ」となった。
毎号読む週刊誌の1位は「週刊少年ジャンプ」。それ以外は順番に「週刊少年マガジン」「週刊ヤングジャンプ」「週刊ポスト」と続いた。
半年間に読んだ書籍の1位には「火花」(又吉直樹著)が、これまで6年連続1位だった「ONE PIECE」(尾田栄一郎著)は2位となった。
◆好きな作家 7年連続で東野圭吾
書籍などの購入先・借覧先・入手法について、月刊誌は「書店」が1位、2位が「スーパー・コンビニ」だった。週刊誌は1位が「スーパー・コンビニ」、2位が「書店」。書籍は「書店」が圧倒的に多かった。
1か月当たりの本についての平均支出額は本を買わない人も含めて717円で前年より14円減となった。
好きな作家の1位は7年連続で「東野圭吾」、2位は「宮部みゆき」、3位は「松本清張」「西村京太郎」「村上春樹」の3人だった。
この1か月における1日平均マスコミ接触時間は、本が15分、新聞が19分、テレビが154分、ラジオが49分、インターネットは24分だった。
今回の調査は、全国の16歳以上79歳以下の男女1200人を対象に行われた。
調査は1946年、同協会が戦後の農村文化の実態把握のため、内閣の指導と協力を得て行った「農村の読書に関する調査」が始まり。以降、毎年調査を行っており、今回で70回目となる。1950年の第5回調査で「全国農村読書調査」に名称を変更した。時代の移り変わりとともに調査方法や設問を変えている。
2000年以降の調査の報告書については同協会ホームページで見ることができる。
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