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結束固め所得向上へ  7JAが交流会議  JAみらいサミット2015年12月9日

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 「みらい」の名称を持つJAで構成する「JAみらいサミット」は、12月3日、兵庫県神戸市北区で第8回の交流会議を開き、「JA自己改革による農業所得の向上と地域の活性化」をテーマに意見交換した。全国から7JAが参加し、最後に「組合員や地域住民の「『声を聴く』『共有する』取り組みを展開する」とのサミット宣言を採択した。

JAみらいサミット 「JAみらいサミット」は平成19年、JA兵庫みらいの呼びかけで始まった会議で、正式名は「全国JA名称みらい冠名交流会議」。持ち回りで交流会を開くほか、JAの各部門の担当職員による情報・意見交換を行ったり、東京で特産品フェアを開いたりして活動の幅を広げている。
 サミット参加JAはJAきたみらい(北海道)、JA津軽みらい(青森県)、JA伊達みらい(福島県)、JA千葉みらい(千葉県)、JA東京みらい(東京都)、JA新潟みらい(新潟県)、JA兵庫みらい(兵庫県)の7JA。
 テーマに基づいた活動では、JAきたみらいが、目的達成のため各種プロジェクトをうまく使っている。その中で注目されるのは、今後の気象変動を視野に入れた農業確立の取り組み。JA伊達みらいは、販売単価のアップと有利販売でワンランク上の価格帯をめざし、農業所得10%アップへ挑戦している。
7JAの結束を固めた「JAみらいサミット」 JA千葉みらいは10年後を見据えた中期経営計画の中で、特に農産物直売所「しょいかーご」を中心とした消費者との信頼関係づくりを重視する。JA東京みらいは、都市農業の特徴を活かした多様な販路開拓に取り組むと同時に、都市農業の多面的な機能について、都民の理解醸成に努める。
 JA新潟みらいは、「くらしの活動」で地域の活性化をめざす。1支店1協同活動を一層充実させ、活動を事業に結び付ける方策を模索。JA津軽みらいは所得の増大を米に託す。特に27年デビューの「晴天の霹靂」の拡大をめざす。
 JA兵庫みらい管内は酒造好適米「山田錦」の産地。平成26年度から、生産調整の枠外でも栽培が可能になり、一層の増産をめざす。またトマト、いちじく、ブドウなどの規格外品の加工事業も手掛ける。
 サミット宣言では「みらい」を冠するJAが、地域で元気に活動できるよう、多様な分野での協力や交流活動の拡大・努力を惜しまず、組合員のニーズを的確にとらえ、改革の目的でもある『農業所得の向上と地域の活性化』に結びつくよう、総力を挙げて取り組む」として、組合員や地域住民の声を聞くことの重要性を訴えた。
 次回のサミットはJAきたみらいで開く。
(写真)7JAの結束を固めた「JAみらいサミット」

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