「助け合い」の拠点完成 JAあづみ「あんしん」2016年4月6日
JAあづみの「くらしの助け合いネットワークあんしん」の「地域支え合いセンター」が3月30日竣工し、4月から本格的な利用を始めた。
同ネットワーク「あんしん」は、JAの助け合い活動からスタートした組織で、NPO(特定非営利活動法人)として独立し、自分たちの力「あんしんして暮らせる里」づくりを目指し、幅広い活動を展開している。センターはそのための事務所を兼ねた活動の拠点になる。
同センターは平成27年厚労省の「地域支え合いセンター」の公募に応募し、同年安曇野市から補助事業対象者の決定を得て建設。敷地約446平方mに135平方mの鉄骨造り平屋建て。「あんしん」の事務所のほか、サロンスペースや相談室、それに厨房を持つ。
JAあづみの助け合い組織「あんしん」は、12年スタートの介護保険制度を見据え、協同組合らしい高齢者福祉を実現したいと、10年7月に発足した。
「人として生まれ、生き、老いていくために、それぞれの世代をなだらかなに精一杯生き続けられる。そんな願いを込めて」(池田理事長)、みんなで支え合いながら、介護で老いる手前で、安心して生き生きと暮らせる里づくりをめざす。
このため取り組んでいるのが、年齢や性別に関係なく、自らやりたい活動をつくる「JAあづみ生き生き塾」だ。このなかから5種の野菜をつくる「五づくり畑」、「菜の花プロジェクト」、「学校給食に食材を提供する会」、「朗読ボランティア」などの活動が生まれた。
さらに「あんしん広場」に集う高齢者の買い物支援で移動購買車を導入したが、そのときの経験から法人格の必要性を感じ、25年特定非営利活動法人」(NPO)として新たな一歩を踏み出した。
地域支え合いセンターに設けた厨房を利用し、高齢者への配食も考えている。
「住まい医療・介護予防・生活支援等が一体的に提供される地域包括ケアシステム構築の実現に向けてこのセンターを拠点にがんばっていきたい」と、池田理事長は言う。
(写真)4月から利用が始まった地域支え合いセンターの竣工式
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(125) -改正食料・農業・農村基本法(11)-2025年1月18日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (42) 【防除学習帖】第281回2025年1月18日
-
農薬の正しい使い方(15)【今さら聞けない営農情報】第281回2025年1月18日
-
イタリアはラーメンブーム【イタリア通信】2025年1月18日
-
「一揆は対立ではなく連携へののろし」 この機逃せば農村消える 山形県の農家・菅野芳秀さん2025年1月17日
-
鳥インフルエンザ続発 愛知で国内30例目、千葉で31例目2025年1月17日
-
米の作況指数 「農水省発表マイナス5が新潟の実感」 新潟大・伊藤助教が指摘2025年1月17日
-
鳥インフル 米デラウェア州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月17日
-
令和6年度スマート農業アクセラレーションサミット開催 JA全農2025年1月17日
-
(418)日本初のグローバル化の功罪【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年1月17日
-
【JAトップ提言2025】有機農業で次代に活路 JA常陸組合長 秋山豊氏2025年1月17日
-
【JAトップ提言2025】環境と農業の両立に的 JA秋田中央会会長 小松忠彦氏2025年1月17日
-
生産者にZ‐GIS活用講習会 JA全農2025年1月17日
-
JA広報大賞 JAふくしま未来に決定 JA全中2025年1月17日
-
農業界特化就活フェア「あぐりナビ就活FES.」東京、大阪で開催 アグリメディア2025年1月17日
-
「2024年度 GAPシンポジウム」開催 日本生産者GAP協会2025年1月17日
-
適用拡大情報 殺虫剤「ベリマークSC」 FMC2025年1月17日
-
適用拡大情報 殺虫剤「ベネビアOD」 FMC2025年1月17日
-
日本生協連「くらしと生協」包丁研ぎの魅力を伝えるアニメ動画を公開2025年1月17日
-
東大阪農業PR大使・シャンプーハットてつじ密着取材「ピカッと東大阪」で公開2025年1月17日