熊本・大分に災害見舞金を贈呈-JA全国共済会2016年6月10日
(一財)全国農林漁業団体共済会(JA全国共済会)は6月9日、熊本地震で被害を受けた熊本県と大分県のそれぞれ農協中央会に災害見舞金を贈呈した。
JA全国共済会は大きな自然災害が発生したときに、関係県中央会に見舞金を贈呈している。5年前の東日本大震災や最近では26年2月の雪害に対して贈った。
同会の須藤正敏会長は「熊本・大分地区の震災で多くの方が亡くなられ、家屋等が倒壊し農業被害も大変大きいと聞いています。心ばかりですがJA全国共済会としてもお見舞いをさせていただく」と述べて目録を贈呈した。
梅田穣JA熊本中央会会長は「14日の発震以来、全国のJAグループのみなさんをはじめ多くの支援物資、激励の言葉をいただいている。JAグループの強力な支援のもとで少しは落ち着いた生活を取り戻しておられるところ。ただ、まだまだ住宅の再建ができていない。JA共済の対象だけで5万軒を超えている。今後、住宅再建をしながら農業再建ということになる。JAグループとして被災者の方々に息の長い支援を続けていかなくてはならないという思いでいる」と述べた。
また、佐藤洋JA大分中央会会長は「水田、水路の被害で若干田植えができないというところもあるが、すでに家屋の保障に向け着手している。貴重なお見舞いを復興に向け適切に使わせていただきたい」などと述べた。
(写真)写真左から佐藤JA大分中央会会長、梅田JA熊本中央会会長、JA全国共済会の須藤会長、中西副会長
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