堤未果さん 強欲資本主義の対抗軸は協同組合-全農ウィークリーが特集2016年10月26日
JA全農が発行する「JA全農ウィークリー」10月17日号はジャーナリスト・堤未果さんのインタビューで「今だけ、金だけ、自分だけ」vs「お互いさまの協同組合」を特集している。
堤さんは世界を浸食しているマネーゲームの根底にある「今だけ、金だけ、自分だけ」の強欲資本主義のもっとも重要な対抗軸となるのが「協同組合」だと強調している。
TPP交渉が明るみになって以降、世界各地の農業や農協を徹底的に取材したという堤さんは「世の中には、くさびとして必要なものが確かにある」。"お互いさまの協同組合"は「人間が欲に目がくらんで暴走してしまったとき、もう一度原点に引き戻すための大切な哲学」と強調し、今は全国各地で「なぜ農協を守らなければならないか」を講演しているという。
また、カナダの取材では農協が政府によって一部株式会社化されその後、外資に買収されてしまった事例を知り、「農家のためにといううたい文句で今進められている農協改革のなかに一行、"全農の株式会社化"という項目があるが、ここがもっとも重要」と警鐘を鳴らす。
また、TPPには「あと2人兄弟がいる」としてTTIP(EU版TPP)と秘密裏に進むTISA(新サービス貿易協定)も紹介している。
堤さんのサイン入り著書プレゼントも。JA全農ウィークリーは全農のホームページで読める。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(103) -みどりの食料システム戦略対応 現場はどう動くべきか(13)-2024年7月20日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(19)【防除学習帖】 第258回2024年7月20日
-
土壌診断の基礎知識(29)【今さら聞けない営農情報】第259回2024年7月20日
-
コメの先物取引は間違い【原田 康・目明き千人】2024年7月20日
-
(393)2100年の世界【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年7月19日
-
【'24新組合長に聞く】JA鹿児島きもつき(鹿児島) 中野正治組合長 「10年ビジョン」へ挑戦(5/30就任)2024年7月19日
-
冷蔵庫が故障で反省【消費者の目・花ちゃん】2024年7月19日
-
農業用ドローン「Nile-JZ」背の高いとうもろこしへの防除も可能に ナイルワークス2024年7月19日
-
全国道の駅グランプリ2024 1位は宮城県「あ・ら・伊達な道の駅」が獲得 じゃらん2024年7月19日
-
泉大津市と旭川市が農業連携 全国初「オーガニックビレッジ宣言」2024年7月19日
-
生産者と施工会社をつなぐプラットフォーム「MEGADERU」リリース タカミヤ2024年7月19日
-
水稲の葉が対象のDNA検査 期間限定特別価格で提供 ビジョンバイオ2024年7月19日
-
肩掛けせず押すだけで草刈り「キャリー式草刈機」販売開始 工進2024年7月19日
-
サラダクラブ三原工場 太陽光パネルの稼働を開始2024年7月19日
-
「産直アウル」旬の桃特集 生産者が丹精込めて育てた桃が勢揃い2024年7月19日
-
「国産ももフェア」直営飲食7店舗で25日から開催 JA全農2024年7月19日
-
「くまもと夏野菜フェア」熊本・博多の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年7月19日
-
【現地ルポ】福岡・JAみなみ筑後(1)地域住民とともに資源循環 生ごみで発電、液肥化2024年7月18日
-
【現地ルポ】福岡・JAみなみ筑後(2)大坪康志組合長に聞く 「農業元気に」モットー2024年7月18日
-
【注意報】野菜・花き類にオオタバコガ 栽培地域全域で多発のおそれ 既に食害被害の作物も 群馬県2024年7月18日