総資産5429億円-全国農林漁業団体共済会 上期決算2016年11月14日
(一財)全国農林漁業団体共済会は11月10日の理事会で28年度上期決算を承認した。
総資産額は5429億円(前年度同期5450億円)で全JAの退職給付債務額の約46%に相当する。
JAの事業利益に相当する「評価損益等調整前当期経常増減額」は7.4億円を計上した。前年度同期10.4億円で前年同期比で減少した。マイナス金利の影響などによる運用収益が減少したことが要因だが、高水準を維持した。
JAの加入率は94.1%。「制度」(役職員の退職金原資を非課税で積立て)と「施設」(個人の財産形成などを目的とした積立て)ともに100%、加入実現県は28都府県となっている(前年度同期と同)。
掛金収入は158億円(前年度同期162億円)、年金受入は27億円(同30億円)、退職給付金支給額は187億円(同198億円)で退職者は5243人(同5315人)となった。
今年度の「制度」の加入目標は160万口で上期で131万8000口の新規加入・増口を達成した。目標に対する進捗率は82.4%となっている。
加入JAにとって最適な加入口数を計算・提示する「管理設計」の利用率目標は今年度は90%で上期では72.9%を達成した。
28年度の給付還元利率は「制度」0.90%、「施設」0.80%を決定している。
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