農業が栄えない町に未来はない JAはだの農業まつり2016年11月24日
JAはだの第44回農業まつり開催
JAはだのは11月19日、20日の両日、JAはだの本所で「日本一の水が育てた秦野の宝!みんなで食べよう地産地消!」をテーマにした「JAはだの農業まつり」を開催した。
農業まつりは、昭和48年にJAはだの合併10周年を記念して、農業・農協を地域住民にPRするために開催された。今回は2万8000人と多くの来場者で賑わった。
オープニングセレモニーで山口政雄組合長は農業まつりの趣旨を「組合員のみならず、秦野市のひとびと皆で収穫の祝いを喜び合うこと」だとし、「農協改革・TPP等、農業を取り巻く環境は極めて厳しい状況が続く中でも、(環境省実施の)名水百選選抜総選挙で秦野の水が全国一位を獲得したことは大きなこと。今後もそういうPRをして地域農業の活性化に取り組んでいきたい。」と語った。また、来賓の古谷秦野市長は「農業や商工業が盛んでない町に明るい未来はない。これからも先人たちが築いてきたものを守り、次の世代へ引き継いでいきたい。」と語った。
オープニングセレモニーの最後には、今年からJAはだのオリジナルキャラクターとなった、「ぴーなマン」と「やえのちゃん」のお披露目も行われた。
◆秦野の安全・安心な農産物が盛りだくさん 姉妹農協からの応援も
農産物の販売を中心に、女性部による模擬店、ステージでは子供ショーなどの催し物、野菜のチャリティー配布など、その他にも(株)カクイチなどによる倉庫の販売・相談など多彩な出店が行われた。
姉妹農協として提携している福島のJA東西しらかわは牛串を、福岡のJAにじは柿を、それぞれ出店した。また、韓国からは知道農協の張淳福(チャンスンボク)組合長を含めた20名が応援に駆け付けた。
この他、JAはだのの上・西・北・本町・東・大根・南の各支所の女性部が参加し、それぞれ磯部もちやラーメンなどを出店し、大いに賑わいを見せた。
◆農産物品評会も
秦野市農産物品評会実行委員会による第52回秦野市農産物品評会も同時に行われ、各賞を発表した。
各賞の受賞者は下記の通り。(敬称略)
▽神奈川県知事賞(ダリア) 小島 実
▽神奈川県湘南地域県政総合センター所長賞(みそ) 松下 設子
▽秦野市長賞(イチゴ) 片野 かおり
▽秦野市議会議長賞(ミカン) 中村 誠治
▽秦野市農業委員会会長賞(サツマイモ) 谷 政雄
▽相州落花生協議会会長賞(落花生) 諸星 幸保
(写真)オープニングセレモニーの様子、「ぴーなマン」(左)と「やえのちゃん」、大賑わいの農業まつり、野菜の宝船、みかんの直売
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