3目標84JAが達成 役員構成要件見直しの影響も2016年12月12日
JA全中は、全国のJAにおける女性参画の実態をまとめ、12月8日発表した。それによるとJA運営への女性参画で正組合員、総代、役員の3目標で、数値目標を達成しているJAは84JAで全体の15%となった。一方で、役員構成要件の見直しで、女性に限定した方針を見直す傾向も見られる。
JA全中のめざす女性のJA運営参加目標は、正組合員の25%以上、総代10%以上、理事等2人以上となっており、毎回のJA全国大会で打ち出している。この方針に沿って、「女性のJA運営にかかる総合的な方針を策定しているJA」は66.9%で、前年に比べ4.4ポイント減少した。これは農協法改正で理事の構成要素が見直される中で、女性に限定した方針を見直すJAがあったためとみられる。
この中で、具体的な数値目標を設定しているJAは総代で61.5%、理事・経営管理委員で88.2%だった。女性枠については、理事で70.6%だったが総代では30.3%にとどまっている。
正組合員、総代、理事の3つの指標の実行状況は、正組合員443万7655人に対して、女性組合員は93万7465人で、全体の21.13%(前年に比べ0.27ポイント増)。総代は28万4058人に対し2万3946人で8.4%(同0.3ポイント増)。女性役員は1305人で、前年に比べ1人減ったが、全役員に占める比率は7.5%(同0.3ポイント増)となった。
この結果、主要3目標を達成したJAは84JA(前年比5JA増)で、全体の15.3%となっった。このほかJAにおける女性管理職は2679人で8.3%を占め、前年度に比べ0.6ポイント増えた。JA全中は「女性活躍推進が社会的要請として求められる中、女性役員だけで無く、女性管理職の育成も計画的に進める必要がある」と指摘している。
重要な記事
最新の記事
-
財務省 ミニマム・アクセス米の活用を提言 食料安保に逆行2025年4月17日
-
【中酪2024年度乳量】都府県300万トンの大台割れ 用途別は飲用、発酵乳苦戦2025年4月17日
-
柑橘のかいよう病 南関東などで多発のおそれ 令和7年度病害虫発生予報第1号 農水省2025年4月17日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】目指す方向を明確にせずして酪農・乳業の未来なし2025年4月17日
-
むらの鎮守さまの祭り【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第336回2025年4月17日
-
環境負荷低減の「見える化」品目にピーマン追加2025年4月17日
-
「東建ホームメイトカップ2025」で優勝した生源寺選手に三重県産コシヒカリを贈呈 JA全農みえ2025年4月17日
-
「ひろしまの旬を楽しむ野菜市~ベジミル測定~」を無印良品3店舗で初開催 JA全農ひろしま2025年4月17日
-
小学生の食農教育補助教材を秋田県に贈呈 JA全農あきた、JAバンクあきた2025年4月17日
-
人気の「但馬牛」をたっぷり1kg 3つの特典付き商品を数量限定で販売 JAタウン2025年4月17日
-
JA新みやぎ、トレ食と未利用バイオマスの有効活用で協定締結 ヤマタネ2025年4月17日
-
「地球の歩き方」と初コラボ『おいしい日本の届け方』発行 農水省2025年4月17日
-
「冷凍食品」の購入量 物価上昇でも影響は比較的小さく「冷凍食品の利用状況」実態調査2025年4月17日
-
「米コ塾」が2年目を迎え、現場へ足を運び、販促イベントなどを企画 米・米粉消費拡大推進プロジェクト事務局2025年4月17日
-
徳島県・東みよし町"1年中いちごが採れる町"の発展を支援 「企業版ふるさと納税」活用による寄附 NEXYZ.Group2025年4月17日
-
人気インフルエンサー「農家の孫まっち」さんが公式アンバサダーに就任 クールコネクト2025年4月17日
-
農業機械導入を後押し「補助金申請代行サービス」提供開始 唐沢農機サービス2025年4月17日
-
鹿児島工場操業50周年記念「ポテトチップス九州味自慢 甘口しょうゆ味 黒さつま鶏仕立て」発売 カルビー2025年4月17日
-
香取市で「たちばなパークフェスMEET&MEAT」開催 肉料理のキッチンカーが大集合2025年4月17日
-
コープいしかわを事業支援 職員派遣を継続新たに3人を派遣 コープデリ2025年4月17日