「農の生け花」世界へ フランス大使館で展示2017年10月27日
日本農業新聞・愛好者グループ
日本農業新聞と、同紙連載中の「農の生け花」愛好者グループは11月9日、在日フランス大使館で「農の生け花」の展示・体験会を行う。日本の農産物が海外で注目されるなか、文化的な面から、日本の農の魅力を発信する。
「農の生け花」は、横井友詩枝(1912~2004年)が始めた農家の生け花で、季節の農作物や野山の草花、農具や民具を使って生ける。全国の農家の女性の共感を得て、各地で発足した愛好会が、1989年から「全国のつどい」を3年ごとに開いている。
フランス大使館での展示は、東京都の愛好会のメンバー20人が、自ら育てた農作物や脱穀に使う唐箕(とうみ)、米をはかる1斗桝(ます)などの農具や民具の持ち寄り、作品を披露する。併せて大使館職員を対象に体験会を行う。
「農の生け花」グループが海外との交流を行うのは今回が初めてで、愛好会では、3年後の東京オリンピック・パラリンピックでも、世界から集まる選手や観客を「農の生け花」でもてなすことも考えている。
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