JA加入率94.1%-JA全国共済会2018年6月8日
(一財)全国農林漁業団体共済会は6月7日の理事会で平成29年度決算を承認した。
農林漁業団体の退職金積み立てを行っている全国共済会の29年度決算のうち、JAの事業利益に相当する「評価損益等調整前当期経常増減額」は11.3億円だった。前年度は9.4億円。
将来の資金運用リスクに備える「事業基盤強化準備金」の積立比率は前年度比+0.19ポイントの6.52%となった。
総資産額は5352億円で全JAの退職給付債務額の約45%に相当する。掛金収入は304億円(前年度312億円)、年金受入は39億円(同33億円)。退職給付金支給額は418億円で退職者は9805人だった(同384億円、9498人)。新規加入者は7290人で加入率は前年度と同じ94.15だった。
職員の退職金財源の積立で損金扱いとなる「制度」は29年度の拡大目標として160万口としていたが、実績は206万口で進捗率は128.8%となった。また、総合JAの管理設計利用率は目標の90%に対して92.7%となった。
30年度の給付還元率は「制度」が0.75%、「施設」(加入者個人の財産形成などための積み立て)が0.70%と前年同率を維持する。
(関連記事)
・給付還元0.75%(制度)、0.70%(施設)に JA全国共済会(18.03.09)
・事業利益9.4億円-JA全国共済会決算(17.06.09)
・熊本・大分に災害見舞金を贈呈-JA全国共済会(16.06.10)
・28年度還元利率「制度」0.90% 全国共済会(16.03.03)
・JAの加入率94.3%に 全国農林漁業団体共済会(14.11.06)
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