農協運動を次代へつなぐ 第40回農協人文化賞表彰式2018年7月6日
「農協運動の仲間達が贈る」農協人文化賞の記念すべき第40回の表彰式と記念シンポジウムが7月5日、東京都千代田区大手町の東京會舘で開かれた。受賞者を始め、JAの関係者など多数が出席し、受賞者の功績をたたえるとともに、受賞者の報告をもとに、今日のJAが抱えた問題や解決策、将来の方向について意見交換した。シンポジウム終了後は祝賀パーティを開き、約150人が受賞を祝った。
17人の功績をたたえて
今年の受賞者は経済事業2名、営農事業5名、共済事業2名、信用事業2名、厚生事業1名、福祉事業1名、一般文化3名、それに特別賞1名の合計17名。主催の(一社)農協協会・佐藤喜作会長と、農協人文化賞選考委員長の今村奈良臣・東京大学名誉教授が、受賞者の功績をたたえ、その成果を次代へつなぐよう受賞者や出席者に訴えた。
(写真)文化賞受賞のみなさん
表彰式にはJA全中の須藤正敏副会長、JA全農の吉見均常務理事、JA共済連の山田康弘常務理事、農林中金の八木正展常務執行役員、新世紀JA研究会の萬代宣雄名誉代表があいさつ。それぞれ、JAグループ挙げて改革に取り組んでいる中で、受賞者の取り組みを共有することの必要性を強調した。
表彰式の後開いた記念シンポジウムでは、「地域とともに仲間とともに明日への挑戦」をテーマに、松岡公明・農林年金理事長の進行で各受賞者が体験報告。これをもとに出席者を交え意見交換した。このなかで、特にJA改革に関して、それぞれJAの実情にあった改革、農業・JAの価値を広く国民に訴える取り組みの必要性を指摘した。
(写真)JA改革が焦点になったシンポジウム
農協人文化賞は、農業協同組合法施行30周年を記念して昭和52年に創設されたもので、農協運動の各分野で功績のあった人に贈る賞。40回を迎えた今回まで424人の農協運動の先達を表彰。今回の農協人文化賞受賞者は次の通り(敬称略)
【経済事業部門】
▽市川峰男(JA一志東部代表理事組合長)
▽久保和平(JA京都常務理事)
【営農事業部門】
▽牛山喜文(JA上伊那前代表理事専務理事)
▽木村敏和(JA山形おきたま代表理事組合長)
▽高峰博美(JAあしきた前代表理事組合長、非常勤理事)
▽竹下正幸(JAしまね代表理事組合長)
▽松山幸雄氏(十勝畜産農業協同組合代表理事組合長)
【共済事業部門】
▽佐々木福栄(JA八戸代表理事組合長)
▽中谷清(JA大阪南代表理事組合長)
【信用事業部門】
▽今井長司(JA柏崎経営管理委員会会長)
▽櫻井宏(JAぎふ代表理事組合長)
【厚生事業部門】
▽中澤あけみ(JA長野厚生連健康管理センター元保健師長)
【福祉事業部門】
▽荻野孝子(JA愛知東 助け合い組織「つくしんぼうの会」会長)
【一般文化部門】
▽菅野幸雄(JAえひめ中央経営管理委員会会長)
▽久保薫(JAふくおか八女前代表理事組合長)
▽新田靖(JA三次代表理事組合長)
【特別賞】
▽古谷義幸(前秦野市長)
(表彰式・シンポジウム・祝賀パーティの詳細は、後日、まとめて紹介します)
重要な記事
最新の記事
-
【青年大会特集座談会】国の礎「食」を支える自負を(2)京大藤井聡教授・田中均組合長・久保田治己氏2025年2月28日
-
【青年大会特集座談会】国の礎「食」を支える自負を(3)京大藤井聡教授・田中均組合長・久保田治己氏2025年2月28日
-
(424)「米国農務省の長期見通し」雑感【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年2月28日
-
大谷翔平選手が「ファミリーマートおむすびアンバサダー」就任「ぼんご監修おむすび」新発売2025年2月28日
-
東北農林専門職大学、南東北クボタと「スマート農林業」で連携協定締結 山形県新庄市2025年2月28日
-
【役員人事】JA三井リース(4月1日付)2025年2月28日
-
「令和7年2月17日からの大雪」農業経営収入保険の支払い期限を延長 NOSAI全国連2025年2月28日
-
宮崎ガス「カーボン・オフセット都市ガス」のJクレジットを媒介 農林中金2025年2月28日
-
農機の装備や販社連携、オンライン企画一体で農作業安全を推進 クボタ2025年2月28日
-
チラシやHP、SNSで農作業の安全を啓発 体験型研修も実施 ヤンマーアグリ2025年2月28日
-
安全装置を採用、機種別広報で農作業安全を啓発 三菱マヒンドラ農機2025年2月28日
-
農業女子プロジェクトや社外研修でも農作業安全を啓発 井関農機2025年2月28日
-
農業用窒素固定菌資材「エヌキャッチ」 キャンペーン ファイトクローム2025年2月28日
-
【役員人事】雪印メグミルク(4月1日付)2025年2月28日
-
飼料添加物メチオニン事業で伊藤忠商事と包括的販売提携 住友化学2025年2月28日
-
有機JAS認証取得 国産素材にこだわる有機ラーメン登場 コープ自然派2025年2月28日
-
鳥インフル 米ミシシッピ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年2月28日
-
鳥インフル 英ヘレフォードシャー州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年2月28日
-
中等教育学校で「のこり染め」体験 玉ねぎの皮を再利用 パルシステム群馬2025年2月28日
-
彩り豊かなフルーツで桃の節句を祝う「ひなまつり限定ケーキ」登場 カフェコムサ2025年2月28日