農村の読書率過去最低に 家の光の農村読者調査2018年11月28日
家の光協会はこのほど2018年「農村と読書」(第73回全国農村読書調査)の結果をまとめた。
書籍は10代がトップに
月刊誌・週刊誌・書籍のいずれかを読んでいる総合読書率は、前回調査から3ポイント減少の55%、雑誌は同4ポイント減の44%、月刊誌も4ポイント減の31%でいずれ過去最低となった。一方、書籍は1ポイント増えて32%だった。雑誌、月刊誌の読書率はともに過去最低だった。
年齢別の総合読書率はトップが10代で61%、次いで40代の60%、50代の59%。職業別では学生がトップで61%、次いで自営業の59%となっている。うち雑誌の読書率は全体が44%で、40代の48%がトップに、最下位が10代の27%。月刊誌は全体が31%で、年齢別では雑誌と同様、40代が37%でトップ、10代はやはり最下位の18%だった。職業別では農業者が最も高く40%だった。
週刊誌は全体が25%で、トップは70代の36%、最下位が20代の8%。職業別では無職がトップで32%となっている。特徴的なのは10代、20代の書籍読書率で、全体が32%に対して、それぞれ55%、42%と1、2位を占める。職業別では学生がトップで55%と、2位の自営業の38%に大差をつけた。
傾向としては、月刊誌、週刊誌、書籍のいずれの読書率も、この3年ばかり低下傾向にあるが、読書率は低いものの、書籍は横ばい状態が続いている。農業者に関しては同一の月刊誌を毎号読む割合が22%と高く、2位の主婦の11%を大きく引き離している。
なお、読んでいる月刊誌はトップが「家の光」で「オレンジページ」、「ESSE」、「クロワッサン」と続く。雑誌は「女性自身」、「週刊現代」、「週刊文春」がベスト3。半年間に読んだ書籍は「君たちはどう生きるか」、「ONE PLECE」、「九十歳 何がめでたい」が上位だった。
全国16歳以上79歳以下の男女1200人を対象に、全国60地点で、調査員が留め置き・訪問回法で調査した。期間h2018年7月下旬~8月下旬。有効回答は852だった。
(関連記事)
・【浅野純次・読書の楽しみ】第32回(18.11.16)
・(080)連休前の箸休め:筋トレと読書(18.04.27)
・(053)社会人への月1冊読書のすすめ(17.10.20)
・阿江美穂さん(兵庫)に家の光童話賞(13.12.27)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(119) -改正食料・農業・農村基本法(5)-2024年11月23日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (36) 【防除学習帖】第275回2024年11月23日
-
農薬の正しい使い方(9)【今さら聞けない営農情報】第275回2024年11月23日
-
コメ作りを担うイタリア女性【イタリア通信】2024年11月23日
-
新しい内閣に期待する【原田 康・目明き千人】2024年11月23日
-
基本法施行後初の予算増確保へ JAグループ基本農政確立全国大会に4000人 生産者から切実な訴え2024年11月22日
-
「適正な価格形成」国関与で実効的に JA群馬中央会・林会長の意見表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
JAグループ重点要望実現に全力 森山自民党幹事長が表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
農林水産省 エン・ジャパンで「総合職」の公募開始2024年11月22日
-
鳥インフル 米モンタナ州、ワシントン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
鳥インフル オランダからの生きた家きん等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
11月29日「ノウフクの日」に制定 全国でイベント開催 農水省2024年11月22日
-
(411)「豚ホテル」の異なるベクトル【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月22日
-
名産品のキャベツを身近に「キャベツ狩り選手権」開催 JA遠州中央2024年11月22日
-
無人で水田抑草「アイガモロボ」NEWGREENと資本業務提携 JA三井リース2024年11月22日
-
みのるダイニング名古屋店開業2周年「松阪牛ステーキ定食」特別価格で提供 JA全農2024年11月22日
-
【スマート農業の風】農業アプリと地図データと筆ポリゴン・eMAFF農地ナビ2024年11月22日
-
自動運転とコスト【消費者の目・花ちゃん】2024年11月22日
-
イチゴ優良苗の大量培養技術 埼玉農業大賞「革新的農業技術部門」で大賞受賞 第一実業2024年11月22日
-
「AGRIST Aiサミット 2024」産官学金オープンイノベーションで開催2024年11月22日