食と農の拠点「あいさい広場」 JA東とくしま2018年11月29日
徳島県のJA東とくしまの農産物直売所「みはらしの丘あいさい広場」が地域の新しい拠点になっている。今年の4月にリニューアルオープンした直売所だが、新鮮な野菜のほか、「田んぼと畑のレストラン」と銘打った「あいさいキッチン」、「田んぼのパン」の「米っ娘工房」のほか、体験型農園や貸農園なども備えている。
農業の全てが1か所で
同JAの荒井義之組合長は「あいさい広場を中心に産直市、レストラン、カフェ、ベーカリー、農園、農業資材専門店、物流センターなどが同じ場所にそろった、全ての農業体験が1か所でできる総合農業施設だ」という。
(写真)「みはらしの丘あいさい広場」の外観
敷地面積は1万6760平方mで、売り場面積980平方mを加えた建物面積は1609平方mに及び、ほかに飲食施設1299平方mがある。東に小松島市と紀伊水道を臨む海抜25mの丘の上にあり、レストランからの見晴らしは抜群。駐車場は500台収容でき、近い将来に起こると言われる南海地震の避難場所になることも想定しており、山を切り崩し、整地と建物で15億円余りをかけた。
(写真)「みはらしの丘あいさい広場」の広い店内
米っ娘工房では、JA東とくしま管内の米を「大塚せつ子式グルテンフリー製パン法」によって米粉に製粉した米粉パンが並ぶ。小麦粉も小麦グルテンも一切使わない文字通り「田んぼのパン」だ。
また、約6760平方mの「あいさい農園」も開園。誰もが簡単に農業体験でき、農業に興味のある人に貸し出しも行う。あいさい広場に野菜を出荷する会員は、スタート時点で約660人。将来はあいさい農園で育てた野菜を出荷することも考えられる。
(写真)グルテンフリーの「米っ娘工房」
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