第61回全国家の光大会 体験発表最優秀賞に田口名緒さん(JA秋田おばこ)、松井美都子さん(JA延岡)2019年2月8日
(一社)家の光協会は2月7日、横浜市のパシフィコ横浜の国立大ホールで第61回全国家の光大会を開いた。「共感の輪を広げ 育もう協同の心 高めよう協同の力」のスローガンのもとに、全国からJA女性組織のメンバーやJAの役職員など約2300人が参集し、「家の光文化賞」や「家の光文化賞促進賞」表彰、記事活用、普及・文化活動の体験発表などを行い、(1)組合員の「アクティブ・メンバーシップ」の確立、(2)食、農、協同組合への理解促進をはかり、地域とともに歩むJAをめざす、(3)普及活用運動をすすめ、記事活用・文化活動を通じて、組合員・JAそして地域とともに協同の輪を広げる─の実践を申し合わせた。
(写真)2000人が参加した第61回全国家の光大会
大会では、主催者の家の光協会・若林龍司代表理事会長があいさつ。JAグループでは自己改革として組合員との対話運動に取り組んでおり「家の光協会も『家の光』など各媒体でJA自己改革や協同の理念を分かりやすく解説し、組合員組織活動の活性化、支店協同活動の支援充実、アクティブ・メンバーシップの確立に役立つ記事を提供している。また、より活用しやすい誌面に大幅リニューアルした。家の光が提唱し展開している、組合員の"幸せづくり"を支える「ハッピー マイライフ」運動を進め、記事活用と学習活動により協同する仲間づくりの一翼を担っていきたい」と語った。
大会のメインである体験発表では、前日の6日に行った都道府県代表体験発表大会で東・中・西日本地区から選ばれた記事活用の部の6人と、普及・文化活動の部の3人が発表した。
記事活用の部で全国大会で発表したのは、JAぎふ(岐阜県)の桑原妙子さん、JA下関(山口県)の加藤素女さん、JA秋田おばこ(秋田県)の田口名緒さん、JA横浜(神奈川県)の川邊智子さん、JA岡山(岡山県)の成本悦子さん、JA紀州(和歌山県)の林弘子さんの6人。
普及・文化活動の部が、JAグリーン大阪(大阪府)の今中秀典さん、JA延岡(宮崎県)の松井美都子さん、JAあさひな(宮城県)の金子明美さんの3人。この9人の発表者にはそれぞれ家の光協会会長特別賞が贈られた。
記事活用の部の最優秀賞の志村源太郎記念賞は秋田県JA秋田おばこの田口名緒さんが受賞した。
審査委員長の村田武・九州大学名誉教授は「愛知県のサラリーマン家庭から帯広畜産大学を卒業して秋田県の稲作・酪農専業農家に嫁いで12年。『家の光』に出会って食育ボランティアで地域を元気にしている。母親として食物アレルギーを持つ子育ての苦労の中から『一杯の味噌汁』プロジェクトに至る活動と、暮らすことへの関心、作る物は自分で作るという活動に心打たれた」などと話した。
普及・文化活動の部の最優秀賞の全国農業協同組合中央会会長賞は宮崎県JA延岡の松井美都子さんが受賞した。
大会は、最後に福岡県のJAむなかたの川口正利組合長が提案者となって、大会出席者全員で申し合わせ内容を確認した。
【大会申し合わせ】
わたしたちは、第61回全国家の光大会で学びあったことを、明日からのJA教育文化活動に活かし、人・組織・地域の幸せづくりをすすめるため、次のことを申し合わせます。
一、協同することのたいせつさを学び、農協運動に参加・参画する仲間を増やし、組合員の「アクティブ・メンバーシップ」の確立をめざします。
一、JAが取り組む支店協同活動や対話運動など、さまざまな活動をとおして、「食」「農」「協同組合」への理解促進をはかり、地域とともに歩むJAをめざします。
一、『家の光』『地上』『ちゃぐりん』『やさい畑』「家の光図書」の普及活用運動をすすめ、記事活用・文化活動を通じて、組合員・JAそして地域とともに協同の輪を広げます。
以上、実践することを申し合わせます。
重要な記事
最新の記事
-
輸入小麦 政府売渡価格 4.6%引き下げ 4月から 農水省2025年3月13日
-
地域外から後継経営者 新たな集落営農へ 北陸農政局がシンポ2025年3月13日
-
英語版みえるらべる愛称「ChoiSTAR」に決定 持続可能な農業を後押し 農水省2025年3月13日
-
トマトのコナジラミ類 多発のおそれ 令和6年度病害虫発生予報第10号 農水省2025年3月13日
-
【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第332回2025年3月13日
-
「91(きゅういち)農業」の普及促進 労働力支援に6万8000人 全国労働力支援協議会2025年3月13日
-
JA中古農業機械展示会に約240人が来場 コスト低減の一助に JA全農おおいた2025年3月13日
-
イチゴ新品種「とちあいか」などで"新生栃木"をアピール JA共済マルシェ2025年3月13日
-
「丹後コシヒカリ」をプレゼント 「京都のうまいもん」X(旧Twitter)のフォロー&リポストで JA全農京都2025年3月13日
-
バイオ炭の農地施用による炭素貯留量 簡便に算出する手法開発 農研機構2025年3月13日
-
令和6年能登半島地震・能登豪雨災害へ募金2億1182万3596円を活用 コープデリ2025年3月13日
-
環境配慮と十分な結束保持力 誘引結束機テープナー用「生分解テープ」新発売 マックス2025年3月13日
-
愛媛宇和島みかんを限定ケーキで「四国 宇和島 みかんフェア」開催 カフェコムサ2025年3月13日
-
ドジャースとパートナーシップ契約締結「八海山」が公式日本酒に Hakkaisan2025年3月13日
-
「健康経営優良法人2025 ホワイト500」に2年連続で認定 クボタ2025年3月13日
-
役員人事 マルトモ(4月1日付)2025年3月13日
-
令和7年度宮崎県職員採用試験「みやざき新時代」担い手を募集2025年3月13日
-
保冷グッズ「Natural Season 真空パネルクーラーボックス」発売 コメリ2025年3月13日
-
百戦錬磨が運営する旅行予約サイト「STAY JAPAN」を事業譲受 雨風太陽2025年3月13日
-
特殊混和材事業子会社の保有株式 51%をオリエンタル白石に譲渡 デンカ2025年3月13日