福島産の桃 埼玉の直売所でPR 青年部が連携2019年8月5日
JA埼玉県青年部協議会とJA福島県青年連盟は8月3日、さいたま市のJAさいたま農産物直売「木崎ぐるめ米ランド」で福島県産の旬の桃を消費者にPRした。
JAさいたま木崎ぐるめ米ランド敷地内で開かれた即売会
JA埼玉県青年部はJA福島県青年連盟と平成26年から復興支援で協力し、福島産農産物の即売会を実施してきた。JAさいたまの直売所での桃の即売会は昨年に続き2回目。福島県からは青年農業者のほか女性部と両県JAの職員らが参加した。
東日本大震災から8年が過ぎたが、福島県産農産物に対する風評被害は依然として収まっていない。JA福島県青年連盟の手代木秀一委員長は「風評被害を払しょくして、福島産農畜産物の美味しさを知ってもらいたい。昨年も開催したためか、今年はすでに予約が入っていました。うれしい限りです」と話した。
販売したのは「あかつき」100ケース(1ケース5kg)。あかつきは福島県を代表する桃で、全国の栽培面積1600haのうち福島県が約830haを占める。糖度は12~14度と高く肉厚で果汁が多いのが特徴。今年は雨が続いたが、収穫直前に好天に恵まれ糖度が上昇し美味しい桃に仕上がった。
試食した来店客からは「おいしい」との評価が続々。励ましの声も寄せられた。
テントの中の右端がJA福島県青年連盟の手代木委員長、
左端がJA埼玉県青年部協議会の高橋委員長
JA埼玉県青年部協議会の高橋敦士委員長は「青年部活動は絆や協同を合言葉に他県との交流に力を入れている。埼玉には福島出身の人も多く、今年もぜひやってほしいとの声も。今後も連携していきたい」と話した。
両県の青年部参加者はこの即売会の機会に研修も実施することにしており、翌日は埼玉県内の若手農家の視察と交流も行った。支援の取り組みを現場での交流につなげている。
重要な記事
最新の記事
-
【'25新組合長に聞く】JAようてい(北海道) 金子辰四郎組合長(4/11就任) 「国民の胃袋」支える誇り胸に2025年4月28日
-
経営支え夢を応援 地域農業の発展、金融の力で 先進事例にみるJA・信連の取り組み(上)2025年4月28日
-
全農 備蓄米 4月に5万5000t出荷2025年4月28日
-
経営支え夢を応援 地域農業の発展、金融の力で 先進事例にみるJA・信連の取り組み(下)2025年4月28日
-
【JA人事】石塚克己(茨城県)石塚克己組合長を再任(4月26日)2025年4月28日
-
令和7年度「3-R畜産たい肥散布体験会」を開催 JA全農ひろしま2025年4月28日
-
【注意報】ムギ類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 愛知県2025年4月28日
-
二重米価制で農政を刷新せよ【森島 賢・正義派の農政論】2025年4月28日
-
ジャガイモ・馬鈴薯・ニドイモ・ナツイモ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第337回2025年4月28日
-
【農業協同組合研究会】5月31日に研究大会 新基本計画と今後の農政テーマに2025年4月28日
-
里山再生ビオトープ「クミカ レフュジア菊川」創設 クミアイ化学工業2025年4月28日
-
JA大阪南管内ブドウ圃場で農業資材「スキーポン」試験開始 アクプランタ2025年4月28日
-
「世界ミックスダブルスカーリング選手権」日本代表チームの食事をサポート JA全農2025年4月28日
-
「JA全農杯全国小学生選抜サッカー決勝大会」全国から出場計16チームが決定2025年4月28日
-
JAタウン イメージキャラクター「じぇー太」のクリアファイル新発売2025年4月28日
-
全農杯全日本卓球選手権大会栃木県予選会 副賞のとちぎ和牛など「ニッポンの食」で子どもたちを応援 JA全農とちぎ2025年4月28日
-
和紙の製造技術を応用した農業用マルチシート「和紙マルチ」販売開始 日本製紙パピリア2025年4月28日
-
国産ジビエ認証施設に宮城県「大崎市ジビエ食肉処理加工等施設」認証 農水省2025年4月28日
-
お茶を楽しむ「チャチャっとお茶生活キャンペーン」開始 農水省2025年4月28日
-
大規模植物工場でわさびの栽培技術開発を開始 海外市場向け生産体制構築へ NEXTAGE2025年4月28日