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情報発信を強化『なかのきのこ新聞』創刊 JA中野市2019年9月2日

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 JA中野市(長野県)は、「きのこ」と産地の魅力を楽しく伝える産地応援メディア『なかのきのこ新聞』プロジェクトを始動する。
 コンセプトは、食や健康への意識が高い人、子育て中の女性、料理好き・キノコに興味がある人に向けて、キノコの美味しさ・食べ方・健康効果だけでなく、生産者のこだわりや産地情報などを知ってもらうこと。印刷した紙面を年2回発行し、WEB・SNSを連動させながら、生産者と消費者の双方向のつながりを目指す。

なかのきのこ新聞

 去年は一年を通して野菜の相場が下がった年だったが、生産量が安定しているキノコの価格も低迷し厳しい年だった。

 「産地としては高く売れないと寂しいが、消費者にとってはいつでも安心して購入できるのがキノコのよさ」(JA中野市営農部きのこ課出川秀隆課長)。だが、様々な産地のキノコが出回る中で業界関係者以外は中野市がキノコの産地であることを知らない人が多い。消費者は店頭で「中野市産」かどうかでキノコを選んで買ってはいない。
 同JAでは「きちんとした情報発信がこれまでできていなかった結果」ととらえ、「日本で一番作られているキノコのエノキを日本で一番生産している中野市を知ってもらうことが必要だ」と考えた(出川課長)。
 『なかのきのこ新聞』は、紙面と連動した公式WEBサイトを開設している。JAは、基本的にはWEB版でより多くの人たちに情報を発信していくことを考えている。編集部からの"菌況報告"や、紙面にのせきれなかったこぼれ話、キノコの種類別に検索できる「菌ツマ」のレシピなど、コンテンツを充実させていく。また、WEBとSNSで、生産者と消費者が双方向に交流できるようにすることを狙っている。
 新聞発行は年2回で、創刊号は秋冬号で10月15日(火)の「きのこの日」に、春夏号は来年の5月発行予定。
 配布先は、イベント、スーパー、流通関係などを予定。毎年JA中野市は、11月の東京農大の「農大祭」に合わせて、東京都世田谷区の経堂駅の近くにある小田急SCの経堂コルティで今年で5年目となる「きのこ祭り」を開催する。その場でも『なかのきのこ新聞』を配布する。

 なお、WEBサイトのURLは次のとおり。
https://nakano-kinoko.com

※FacebookおよびInstagramは「なかのきのこ新聞」で検索。

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