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Z-GISが人工衛星リモートセンシングサービスと連携 JA全農2019年10月29日

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 JA全農は、JA全農営農管理システム「Z-GIS」が人工衛星リモートセンシングによる営農支援サービス「天晴れ(あっぱれ)」と連携することで、JAグループの営農支援体制の強化を図ることにした。

Z-GISによる「天晴れ」の解析結果表示例Z-GISによる「天晴れ」の解析結果表示例

 JA全農は、人工衛星リモートセンシング技術の活用に向けて日本アジアグループ(株)(東京都千代田区)傘下の国際航業(株)と連携することで同社と29日に合意した。
 具体的には、国際航業が提供する人工衛星リモートセンシングで農作物の生育状況診断を行う営農支援サービス「天晴れ」の解析結果を、Z-GIS上でほ場の面積や品種など営農情報と併せて「見える化」することで、生産者のほ場管理の効率化、高度化をはかり、JAグループの営農支援体制の強化を図っていく。
 連携の内容は、JA全農は「天晴れ」の解析結果をZ-GIS上で容易に表示でき、営農情報とあわせて生育状況が検討できるようにシステム開発を行う。また、サービスの利活用に関するマニュアル作成、研修会開催など、リモートセンシングの普及に向けた取り組みを実施する。
 一方、国際航業は「天晴れ」で提供しているリモートセンシングの診断レポートを、Z-GISに対応したデータに変換するとともに、利用者がZ-GISで整備されたほ場情報を元に診断を依頼できるようシステム開発を行う。
 このサービス提供の開始は、令和2年4月を予定している。

天晴れを利用した麦の穂水分率診断レポート

天晴れを利用した麦の穂水分率診断レポート(イメージ)

 「天晴れ」はインターネットを利用したクラウド型サービスで平成29年10月にリリースしている。
 主な特長は
▽Webを通じて診断を依頼し、パソコン、スマートフォンで診断結果を閲覧できるので、新たな機器導入が不要で、手軽にリモートセンシングを依頼できる。
▽水稲、小麦、大豆、牧草を対象に、水分含量やたんぱく含有量などの解析ができる。解析結果はさらに拡大する予定になっている。
▽最小面積1000ha単位より申し込め、100ha単位で加算が可能。診断レポートは、生産者やグループ・団体ごとに小分けすることもできる。
▽すでに北海道を中心に導入が進んでおり、本州でも利用者が拡大している。

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