春肥料価格 最大1.4%値下げ-JA全農2019年11月1日
JA全農は10月31日、令和1肥料年度の春肥の肥料価格を公表した。
春肥料年度は11月~5月まで。窒素質では輸入尿素が前期比(秋肥対比)で▲1.4%値下げするほか、国産尿素、硫安、石灰窒素は据え置きとした。
リン酸質では過石が▲0.2%、重焼りん▲0.2%、カリ質では塩化カリが▲0.8%、けい酸カリが▲0.2%と値下げする。
メーカー側からは重油、電力、運賃などの製造コストの上昇から値上げ要求があったが、最終的に据え置きで決着した。
肥料原料の国際市況は尿素とりん安は軟調に推移し、カリは高止まりしており、今後は春に向けて上昇が予想されるが、直近の市況水準で見通し、為替も1ドル110円~113円の相場が、現在は107円~109円の円高で推移していることを反映し値下げとした。
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