若い有志が「若勢米(わかぜまい)」に挑戦 JAあまるめ2019年11月6日
山形県のJAあまるめの青年部有志たちが新しい栽培方法で新ブランド米「若勢米(わかぜまい)」の生産に挑戦し、初出荷を迎えた。
「若勢米」にチャレンジした有志たち
「若勢米」に取り組むきっかけは、昨年の農協理事と青年部との意見交換の場で、事前に青年部が提出していた、「JAの米づくりの体制にはもっと他にもやることがあるのではないか」という意見に対し、佐藤一彦副組合長が「新しい青年部米を作ってみてはどうか?」と答えたことだという(同JA企画管理部の斎藤晃樹氏)。
その後、JAの営農販売部と青年部が主体となって協議した結果、青年部という枠組みを外して、同じ志を持った生産者が参加できるようにと「若勢米」という名称でスタートした。「若勢」には、地域農業を背負う熱い志を持った若い衆というコンセプトがある。
「若勢米」は、9人の有志が今年度から生産を開始し収穫した。
品種は、特別栽培米の「特栽つや姫」と慣行栽培の「慣行ササニシキ」に限定。栽培の特徴は、代掻きと出穂30日前に乳酸菌が配合された肥料を散布する、"ヨーグルト農法"を行うこと。乳酸菌による成分が稲の生長を促し、土壌改良や殺虫効果も期待できるという。
初出荷を迎えた「若勢米」
JAあまるめの広報誌『ほのか』(2019年10月号)に、「若勢米」生産者の想いが次のように記されている。
「ただ米を作るのではなく、今後は農家側も差別化、付加価値ということを考えながら生産していかなければならないと思う。現在は9人で13haの作付だが今後さらに増やしていきたい」
こうした若い生産者の動きをみていると日本の農業・農村の未来に明るいものが見えてくる。
問合せは、JAあまるめの営農販売部産直販売係まで。
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