加工業務用ブロッコリーがセブンイレブンのサラダに JA全農2019年12月3日
JA全農は、加工業務用途に適した大型ブロッコリーの生産振興を進めている。11月から大手コンビニのセブンイレブンで、このブロッコリーを使ったサラダが発売された。
コンビニの惣菜やサンドイッチに使われるブロッコリーは輸入比率が高い。このため、JA全農は輸入品から国産に置き換えることを目的に検討を行ってきた。
2018年には、種苗メーカー各社の協力を得て、秋冬作の大型花蕾(からい)のブロッコリーの試験栽培を行った。通常スーパーで販売されているブロッコリーは直径11?12cm、重量250?300gだが、このブロッコリーは直径16?18cm、重量500?700gと大型。
単位面積当たりの収穫量が多く、kg単価で直販契約を行うため、収穫重量が多ければ生産者は収益を確保できる。また、市場流通品のように規格がなく、選別の手間が省けることもメリットだ。
試験栽培の結果、歩留まりもよく、食味も輸入品より優れているため、2019年には栽培面積を増やし、今回の商品化に至った。
2022年4月に新たな加工食品の原料原産地表示制度が完全施行される。このため、国産農畜産物へのニーズがますます高まると期待されている。JA全農では、今後とも国産農畜産物の消費拡大に向けた取り組みを進めるとしている。
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