台風被害支援に募金2億円超-JAグループ2020年2月12日
JA全中は令和元年度台風などの農業被害に対するJAグループ支援募金の取り組み結果を2月6日までにまとめた。募金総額は2億円を超え、主要被災県のJAグループ災害対策本部に贈呈する。
令和元年9月、10月の台風15号、19号による農作物、農地、農業用施設への総被害額はJAグループのまとめでは11都県で計2458億円となっている。また、8月に発生した九州北部豪雨では182億円の被害額となっている。
JAグループでは役職員、青年組織盟友、女性組織メンバーなどを対象に昨年9月末から今年1月10日まで支援募金に取り組んできた。その結果、2月6日時点で2億698万円が寄せられている。
JAグループでは支援募金の贈呈については一定の基準を設けることにしており、今回は農業関係被害額100億円以上の被災県を対象とすることにし、宮城県、福島県、茨城県、栃木県、千葉県、長野県、佐賀県の7県を対象にJAグループ災害対策本部に贈呈する。
JAグループはJA・連合会役職員によるボランティア活動や被災収穫物の買い取り、手数料・農作物の価格下落等への補てんなど被災農家、JAへの営農再開や生活再建支援を行ってきた。全国のJA・連合会の役職員が取り組むJAグループ支援隊は千葉県への派遣など、1日5000人が作業したという。
中家徹JA全中会長は「JAは協同組合で相互扶助、助け合いの精神は組織基盤の核。今後も万一、被害が発生したときは協同の力を発揮して一日も早い復旧、復興に尽力したい」と話している。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(139)-改正食料・農業・農村基本法(25)-2025年4月26日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(56)【防除学習帖】第295回2025年4月26日
-
農薬の正しい使い方(29)【今さら聞けない営農情報】第295回2025年4月26日
-
1人当たり精米消費、3月は微減 家庭内消費堅調も「中食」減少 米穀機構2025年4月25日
-
【JA人事】JAサロマ(北海道)櫛部文治組合長を再任(4月18日)2025年4月25日
-
静岡県菊川市でビオトープ「クミカ レフュジア菊川」の落成式開く 里山再生で希少動植物の"待避地"へ クミアイ化学工業2025年4月25日
-
25年産コシヒカリ 概算金で最低保証「2.2万円」 JA福井県2025年4月25日
-
(432)認証制度のとらえ方【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月25日
-
【'25新組合長に聞く】JA新ひたち野(茨城) 矢口博之氏(4/19就任) 「小美玉の恵み」ブランドに2025年4月25日
-
水稲栽培で鶏ふん堆肥を有効活用 4年前を迎えた広島大学との共同研究 JA全農ひろしま2025年4月25日
-
長野県産食材にこだわった焼肉店「和牛焼肉信州そだち」新規オープン JA全農2025年4月25日
-
【JA人事】JA中札内村(北海道)島次良己組合長を再任(4月10日)2025年4月25日
-
【JA人事】JA摩周湖(北海道)川口覚組合長を再任(4月24日)2025年4月25日
-
第41回「JA共済マルシェ」を開催 全国各地の旬の農産物・加工品が大集合、「農福連携」応援も JA共済連2025年4月25日
-
【JA人事】JAようてい(北海道)金子辰四郎組合長を新任(4月11日)2025年4月25日
-
宇城市の子どもたちへ地元農産物を贈呈 JA熊本うき園芸部会が学校給食に提供2025年4月25日
-
静岡の茶産業拡大へ 抹茶栽培農地における営農型太陽光発電所を共同開発 JA三井リース2025年4月25日
-
静岡・三島で町ぐるみの「きのこマルシェ」長谷川きのこ園で開催 JAふじ伊豆2025年4月25日
-
システム障害が暫定復旧 農林中金2025年4月25日
-
神奈川県のスタートアップAgnaviへ出資 AgVenture Lab2025年4月25日