効率化・省力化でJA事業に貢献 理想科学工業2020年3月18日
世界最速のプリンター「ORPHIS」をJAかとりで見た
多くの農協・企業そして団体などで、IT化が進み「ペーパーレス」が求められている。しかし、大勢の人たちが参加する集会・会議そして研修会などでは、資料やテキストとして「紙の資料」は欠かせない。そうした資料の作成には、安価で高速印刷可能なプリンターが求められる。理想科学工業(株)は、そうしたプリンターを開発・製造している企業で、「世界最速(*1)のプリントスピードで、低ランニングコストの高速プリンターORPHIS(オルフィス)」を販売し、JAグループや多くの企業・団体で導入され、数多くの印刷業務の効率化・省力化に貢献している。
そこで、2019年はじめにこの世界最速プリンターを導入した千葉県のJAかとりを取材した。
◇毎月約10万枚の紙資料を作成
JAかとり(かとり農業協同組合・武田好久代表理事組合長)は令和2年1月1日に合併したJA(JAかとり・JA佐原・JA多古町の3JA)で、千葉県香取市の北東部に位置する。米、野菜、畜産など多様な品目を生産する農業地帯で、8月中旬から新米が収穫できる早場米産地としても知られており、首都圏から60~90キロという地の利を生かし、50種類を超える野菜を京浜市場へ出荷している。
印刷物は全体の約3分の1が会議資料で、毎月行われる事業実績検討会、企画会議、常勤役員会、理事会や、各部門会議などの資料作成を中心に、毎月約10万枚の用紙を使用していると、同JA総務人事課長の野口新栄さんは語る。
◇高速印刷で印刷時間は半分以下に削減
これまで複合機を使用していたが、事務作業の効率化を考えた結果、オルフィスの導入に至った。決定した要因は、プリントスピードはもちろんだが、プリントスピードを最大限に活かすフィニッシャー機能の活用により、事務作業面の課題解決が図れることが期待できたからである。
例えば、毎月行う理事会は80ページ以上にもわたる資料印刷が必要なうえ、年初の合併により役員数も増えたことで、80部もの部数を作成する必要があるという。これまでの複合機での作業では課題が多く、①1台の複合機に職員が付きっきりで2、3時間張り付かなければならなかった。②印刷中は、FAXの受信や、他の印刷が止まってしまうため、他の職員の使用状況を確認しながら、数十部ずつ区切って印刷しなければならなかった。③印刷が終わるまでに、デスクと複合機の間を何度も行き来しながらの作業となり、純粋な印刷時間以上に手間がかかる。④印刷物は会議開催日まで各地の参加者に対し事前確認の為に到着している必要があり、印刷・発送を行っている。この作業のために残業することもあったそうだ。しかし、オルフィスを導入してからはこの理事会資料の印刷業務が約1時間に減少、つまり半分程度の時間で済むようになったという。
また、オルフィスの導入に伴い、従来の複合機は主にFAX用、オルフィスは印刷用、という活用方法の切り分けをしたことで、印刷中のFAXの送受信を心配する必要もなくなった。今ではデスクとプリンター間の移動や、他の職員の作業状況への気遣いも無用で、「精神的な負担が減ったことがとても大きいです。」と同JA総務人事課係長の森田信義さんはにこやかに語る。
◇印刷後の作業時間を削減した「Z折り」機能
また、大きな導入効果は「Z折り」機能だ。会議資料は基本的にはA4判が官庁も含めて日本の標準だが、この資料の中にA3判の資料をZ折りして挿入することがよくある。JAではこれまで「手折り」していたので、印刷後の仕上げにひと手間かかっていた。しかし、オルフィスの「Z折り」機能を利用すれば、自動でA3判をZ折りして綴じ込むことができるので、完成形までオルフィスで完結でき、印刷後の作業負担も大きく削減することができた。
今回の取材で、オルフィスがJAの現場の印刷業務の効率化・省力化に大きく貢献していることがよく分かった。そのことがJA職員のより良いパフォーマンスに繋がり、それがまた組合員へのより良いサービスの提供にも繋がるのではないだろうか。
世界最速の「ORPHIS GD」(*2)
【問合せ先】
理想科学工業株式会社 営業本部MA営業部
▽住所:〒108-8385東京都港区芝5-34-7 田町センタービル5F
▽電話:03-5441-6683
▽FAX:03-5441-6614
*1:オルフィスGD9630/9631の場合。A4普通紙片面横送り、標準設定連続プリント、
GDフェイスダウン排紙トレイ使用時。2019年12月現在販売の枚葉(カット紙)
オフィス用カラープリンターにおいて世界最速(理想科学工業株式会社調べ)
*2:写真はオプション接続時
重要な記事
最新の記事
-
路線バスを使おう【消費者の目・花ちゃん】2025年1月11日
-
シンとんぼ(124) -改正食料・農業・農村基本法(10)-2025年1月11日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (41) 【防除学習帖】第280回2025年1月11日
-
農薬の正しい使い方(14)【今さら聞けない営農情報】第280回2025年1月11日
-
R・ケネディ・ジュニア氏が米国農務省長官顧問に指名された意味(2) 国際ジャーナリスト 堤未果氏2025年1月10日
-
鳥インフル 愛知県で続発22、23、24例目2025年1月10日
-
農地面積 1.1万ha減 目標面積下回る 2023年2025年1月10日
-
米価の見通し「高くなる」判断 過去最高値の「76」 米穀機構2025年1月10日
-
今年の一文字は「進」 山野JA全中会長2025年1月10日
-
(417)100年の流れ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年1月10日
-
JA貯金残高 108兆6262億円 11月末 農林中金2025年1月10日
-
鳥インフル 米イリノイ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月10日
-
高校生が和牛飼育の取り組み競う「第8回和牛甲子園」16日から開催 JA全農2025年1月10日
-
愛知県産バラで新年を祝う「新春 バラ花束25%OFFキャンペーン」開催中 JAタウン2025年1月10日
-
「博多あまおう」5%OFF「あけおめ!あまおめ!新春セール」開催 JAタウン2025年1月10日
-
本日10日は「魚の日」福島県常磐沖産ひらめ漬け丼など特別価格で販売 JAタウン2025年1月10日
-
濃厚な甘さと豊かな香り「岐阜県産いちご『濃姫』フェア」12日から開催 JA全農2025年1月10日
-
焼き芋やスイーツを堪能「三島甘藷祭り」JA直売所などで開催 JAふじ伊豆2025年1月10日
-
産地直送通販サイト「JAタウン」新規会員登録キャンペーン実施中 JA全農2025年1月10日
-
ホスピス在宅「ビーズの家」運営のbeadsへ出資 農林中金キャピタル2025年1月10日