牛乳を無償提供 フードバンク・子ども食堂・医療従事者に JA全農2020年5月20日
JA全農は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける酪農家や子どもたち、医療従事者の支援のため、牛乳を無償提供することを発表した。
学校給食と同じデザインの常温保存可能牛乳をお届け
新型コロナウイルスの感染拡大による休校で、学校給食で提供されていた牛乳の行き場がなくなる事態となっており、JA全農は「生乳(牛乳の原料)を生産する酪農家の経営を支えるには、牛乳の需要確保が必要な状況」としている。一方で、学校給食が休止した子どもたちが十分に栄養をとることができるか、また地域医療を支える厚生連病院の医療従事者が新型コロナウイルス感染予防の取り組みや治療、看護等に奮闘している状況を踏まえ、JA全農は牛乳を提供することで酪農家や子ども食堂、医療従事者の皆様への応援・支援を行う。
子ども食堂からは本取り組みについて「子ども食堂は休止しているがお弁当を配布しており、牛乳も一緒に渡せるので嬉しい、子供たちも喜ぶのではないか」や「こども達にグビグビ牛乳を飲んでもらって免疫力をしっかりつけてもらいたい」との声が届いている。
「牛乳には免疫機能の強化・調整に作用するといわれるたんぱく質をはじめ、それらをサポートするビタミンAやミネラル類をほどよく含んでおり、新型コロナウイルスに負けずに健康で元気に過ごしていただきたいとの願いも込めた取り組み」としている。
取り組みの概要は次のとおり。
(1)提供数量
常温保存可能牛乳200mlを概ね10万本※
(2)対象
関東エリアを中心としたフードバンク・子ども食堂、関東エリアの厚生連病院
関東エリアの広域指定生乳生産者団体である関東生乳販売農業協同組合連合会と連携
(3)提供期間
5月18日から順次提供開始
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