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大学生が果樹農家で援農-JAふくしま未来と福島大が連携2020年5月26日

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JAふくしま未来と包括連携協定を結ぶ福島大学は5月20日、繁忙期を迎える果樹農家の援農活動を開始した。学生20人が労働力を必要とする果樹農家6人を支援するもの。新型コロナウイスの影響で労働力が不足する農家と、経済面で不安を抱える大学生の双方を全面的にサポートする枠組み。援農活動は6月下旬まで行う計画。

農家と学生の双方にメリット農家と学生の双方にメリット

援農を希望する福島市と伊達市の果樹農家を、JA無料職業紹介所とJAふくしま未来の子会社であるみらいアグリサービスが仲介した。就労を希望する学生を斡旋することで、農家の労働力確保と学生の就労要請に対応する。また、学生のほ場までの移動手段や昼食代を一部支援し、利便性と経済的負担もサポート。給料は時給制で活動終了後に学生に支給する。

今回作業を行うのは、モモ、リンゴ、ナシ、ブドウの4品目で、摘果や袋掛けなどの作業を手がける。営農指導員が必要な技術指導を行い、受け入れ農家の負担軽減と学生への理解醸成を図る。伊達市でモモ1.2haとリンゴ1haを栽培する鈴木聡さんは、「面積も増えてきたので人手が増えるのは助かる」と話している。

岡山県出身で今春入学した福島大学1年の金城龍蔵さんは、「アルバイトができないのでうれしい。農業も学べるので役に立てるようにがんばりたい」と決意を述べた。

20日に福島市の北信支店で開いた出発式には、学生やJA役職員など関係者36人が出席。菅野孝志組合長と小山良太教授がそれぞれ挨拶した。その後座学研修会で、JA担当者がモモとリンゴの摘果を説明。学生は午後から作業を開始した。

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