肥育農家を独自支援 牛マルキンに追加で助成 JA都城2020年6月4日
全国有数の畜産地帯にある宮崎県のJA都城は、新型コロナウイルスの影響を受ける肉用牛肥育農家の経営を支援するため、肉用牛肥育経営安定交付金(牛マルキン)に上乗せで助成する独自の支援策を始める。
JA都城管内の畜産農家の牛舎
支援策では、牛マルキンではまかなえない赤字分の半額を助成する。牛1頭あたり1万円を上限に、4500万円程度を支出する見込み。期間は2020年4月~2021年1月販売分の10か月間。保障の開始時期は保障の対象となる期間の牛マルキン発動に合わせて同じタイミングで助成を行う。
支援事業の対象となるのはJA組合員で肥育牛部会、酪農部会に所属する農家。牛マルキンに登録された牛で、JAを通じて出荷・販売した枝肉で算出する。
牛マルキンは肉用牛の標準的販売価格が標準的生産費を下回った場合、その差額の9割を交付金で補填する制度。今回の支援策では、JAがさらに上乗せして助成することで農家の経営を支援する。
JAの久保順一組合長は「肉用牛は地域の主力品目。農家が安定的で健全な経営を続けていけるよう、JAの総力をあげて支援し、この苦境を乗り切りたい」と話している。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】小麦、大麦に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2025年4月22日
-
米の海外依存 「国益なのか、国民全体で考えて」江藤農相 米輸入拡大に反対2025年4月22日
-
【地域を診る】トランプ関税不況から地域を守る途 食と農の循環が肝 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年4月22日
-
JA全中教育部・ミライ共創プロジェクト 子育て、災害、農業のチームが事業構想を発表(1)2025年4月22日
-
JA全中教育部・ミライ共創プロジェクト 子育て、災害、農業のチームが事業構想を発表(2)2025年4月22日
-
農産品の輸出減で国内値崩れも 自民党が対策提言へ2025年4月22日
-
備蓄米売却要領改正で小売店がストレス解消?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月22日
-
新入職員が選果作業を体験 JA熊本市2025年4月22日
-
JA福岡京築のスイートコーン「京築の恵み」特価で販売中 JAタウン2025年4月22日
-
米の木徳神糧が業績予想修正 売上100億円増の1650億円2025年4月22日
-
農業×エンタメの新提案!「農機具王」茨城店に「農機具ガチャ自販機」 5月末からは栃木店に移動 リンク2025年4月22日
-
「沸騰する地球で農業はできるのか?」 アクプランタの金CEOが東大で講演2025年4月22日
-
「ホテルークリッシュ豊橋」で春の美食祭り開催 東三河地域の農産物の魅力を発信 サーラ不動産2025年4月22日
-
千葉県柏市で「米作り体験会」を実施 収穫米の一部をフードパントリーに寄付 パソナグループ2025年4月22日
-
【人事異動】杉本商事(6月18日付)2025年4月22日
-
香川県善通寺市と開発 はだか麦の新品種「善通寺2024」出願公表 農研機構2025年4月22日
-
京都府亀岡市と包括連携協定 食育、農業振興など幅広い分野で連携 東洋ライス2025年4月22日
-
愛媛・八幡浜から産地直送 特別メニューの限定フェア「あふ食堂」などで開催2025年4月22日
-
リサイクル原料の宅配用保冷容器を導入 年間約339トンのプラ削減へ コープデリ2025年4月22日
-
【役員人事】カインズ(4月21日付)2025年4月22日