コロナ禍で「バケツ稲づくり体験」に注目 学校やベランダで気軽に米づくり2020年6月5日
JAグループは、恒例の気軽に稲作体験ができる「バケツ稲づくりセット」を今年度は27万セット用意し、公式ウェブサイトで6月12日まで無料配布を行っている。
バケツ稲づくりセットのマニュアル
「バケツ稲づくりセット」は、家庭で稲づくりができるよう、バケツ1個分の種もみ、肥料、マニュアルをセットした体験セット。バケツにミニ田んぼを作り、お米・ごはんや農業への興味と理解を深め、日本型食生活の食事を見直してもらおうと、平成元年から始めた事業だ。
今年度分はすでに23万セットを配布。コロナ禍で学校の休校などがあったが、食育や作物の栽培授業の重要性を考える小学校など各種教育機関や個人からの申し込みが集まっている。
バケツ稲づくりを授業で取り入れている学校からは、栽培時期を遅らせたり、児童に自宅での栽培を奨励するなどの取り組みを工夫しているという声が寄せられている。また、校外学習が難しい学校では、田んぼ教室の代わりにバケツ稲づくりで子どもたちに稲作体験をさせるなど、コロナ禍の状況でも食育にバケツ稲づくりが役立てられている。また、個人の参加者からは在宅中に「家族の心の癒し」になるという声も寄せられているという。
「バケツ稲づくりセット」は送料のみ実費。JAグループのウェブサイトから申し込める。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(133)-改正食料・農業・農村基本法(19)-2025年3月15日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(50)【防除学習帖】第289回2025年3月15日
-
農薬の正しい使い方(23)【今さら聞けない営農情報】第289回2025年3月15日
-
イタリア旅行の穴場【イタリア通信】2025年3月15日
-
政府備蓄米 初回9割落札 60kg2万1217円 3月末にも店頭へ2025年3月14日
-
【人事異動】JA全共連(4月1日付)2025年3月14日
-
【人事異動】JA全中(4月1日付)2025年3月14日
-
(426)「豆腐バー」の教訓【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年3月14日
-
実需者と結びつきある飼料用米 支援継続を 日本農業法人協会2025年3月14日
-
オホーツクの恵み 完熟カボチャからフレークとパウダー JAサロマ2025年3月14日
-
日本一の産地の玉ねぎがせんべいに 産地の想い届ける一品 JAきたみらい(北海道)2025年3月14日
-
みおしずくがクッキーに 日野菜漬はふりかけに JAグリーン近江(滋賀県)2025年3月14日
-
地域の歴史受け継ぎ名峰・富士の恵み味わう かがり火大月みそ JAクレイン(山梨県)2025年3月14日
-
【人事異動】JA全厚連(4月1日付)2025年3月14日
-
高まるバイオスティミュラント普及への期待 生産者への広報活動を強化 日本バイオスティミュラント協議会2025年3月14日
-
岩手県大船渡市大規模火災での共済金手続きを簡素化 JA共済連2025年3月14日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第107回2025年3月14日
-
3月14日は「蚕糸の日」 大日本蚕糸会2025年3月14日
-
種苗・農産物輸出の拡大に向けた植物検疫のボトルネック解消「農研植物病院」へ出資 アグリビジネス投資育成2025年3月14日
-
【役員人事】農中信託銀行(4月1日付)2025年3月14日