フレミズ組織の設置・活性化を促進-JA全国女性協2020年6月9日
JA全国女性組織協議会は6月8日に第70回通常総会を開催し令和2年度の活動計画を決めるとともに特別決議を全会一致で採択した。

今年度はJA女性組織3か年計画「JA女性 地域で輝け 50万パワー☆」の実践2年目となる。同計画では5つの重点実施事項(食を守る、農業を支える、地域を担う、仲間をつくる、JA運営に参画する)を掲げているが、この取り組みをさらに加速させる。
このうち「仲間をつくる」については、次代のリーダーを育成し全組織でフレミズ組織を設置することとしている。これを具体化するため「令和2年度JA女性組織フレッシュミズ仲間づくり運動要領」を制定して新規設置や活性化を促し、「新規設立」、「増加数」、「増加率」の3部門での表彰も行う。
また、「JA運営に参画する」では、7月末にJA全中の協力のもと「JA役員等調査」を行う。あわせてJA経営トップ層の理解が必要との考え方に基づいて各種会議などで女性のJA運営参画意義や必要性について理解を求めていく。
「新しい明日を迎えるために-コロナ禍を乗り越えるJA女性組織の特別決議」は新型コロナウイルス感染症が世界中に広がるなかで、一部の国で食料輸出を停止するなど世界の食料貿易が大きく変わる可能性があることを指摘し、JA女性組織として食料自給率向上に向けた取り組みを継続していく必要があるとした。
また、SDGs(持続可能な開発目標)を意識した地域の課題解決に向けた活動は、世界の課題解決につながっているとして、思うように活動できない現状ではあるが「できることからはじめよう」と呼びかけている。
2年目を迎えるにあたって加藤和奈会長は「今こそ、一人ひとりができることを考え行動することで、この閉塞した状況から脱却できるものと考えています。これからも一歩づつ着実に前へ進み、新しい明日を迎えるために取り組みを進めていきます」と話している。
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