牛肉消費拡大へ繁殖農家が協力 JA北さつま肉用牛振興協議会2020年6月12日
肥育牛農家の支援を目的に牛肉消費拡大運動に取り組む鹿児島県のJA北さつま肉用牛振興協議会は、4月下旬から繁殖牛農家や行政など関係機関に協力を呼び掛けたところ、1カ月で7202パック、総額1350万円の申し込みがあった。
和牛肉の消費拡大運動を推進するJA北さつま
新型コロナウイルス感染拡大の影響で和牛肉の消費が落ち込む中、繁殖牛農家から「和牛肉の消費に協力したい」との申し出があった。これを受けて同協議会で消費拡大運動に取り組むことを決め、畜産農家に注文書を配り、支部ごとに取りまとめた。
同JA管内は畜産が盛んで、産肉性に優れた血統の子牛が多く上場される。薩摩中央家畜市場の子牛せり市では高値取引が続いていたが、牛肉需要の低迷に伴い子牛価格も下落。5月の平均価格は70万9784円で、新型コロナ感染拡大前の2月より約13万円値を下げており、繁殖経営にも影響が出始めている。
同協議会の中島正和会長は「牛肉の消費低迷は肥育農家の経営基盤を揺るがす大きな事態だ。今後も畜産農家が率先して消費拡大に協力していきたい」と話している。
重要な記事
最新の記事
-
米農家(個人経営体)の「時給」63円 23年、農業経営統計調査(確報)から試算 所得補償の必要性示唆2025年4月2日
-
移植水稲の初期病害虫防除 IPM防除核に環境に優しく(1)【サステナ防除のすすめ2025】2025年4月2日
-
移植水稲の初期病害虫防除 IPM防除核に環境に優しく(2)【サステナ防除のすすめ2025】2025年4月2日
-
変革恐れずチャレンジを JA共済連入会式2025年4月2日
-
「令和の百姓一揆」と「正念場」【小松泰信・地方の眼力】2025年4月2日
-
JAみやざき 中央会、信連、経済連を統合 4月1日2025年4月2日
-
サステナブルな取組を発信「第2回みどり戦略学生チャレンジ」参加登録開始 農水省2025年4月2日
-
JA全農×不二家「ニッポンエール パレッティエ(レモンタルト)」新発売2025年4月2日
-
姿かたちは美しく味はピカイチ 砂地のやわらかさがおいしさの秘密 JAあいち中央2025年4月2日
-
県産コシヒカリとわかめ使った「非常時持出米」 防災備蓄はもちろん、キャンプやピクニックにも JAみえきた2025年4月2日
-
霊峰・早池峰の恵みが熟成 ワイン「五月長根」は神秘の味わい JA全農いわて2025年4月2日
-
JA農業機械大展示会 6月27、28日にツインメッセ静岡で開催 静岡県下農業協同組合と静岡県経済農業協同組合連合会2025年4月2日
-
【役員人事】農林中金全共連アセットマネジメント(4月1日付)2025年4月2日
-
【人事異動】JA全中(4月1日付)2025年4月2日
-
【スマート農業の風】(13)ロボット農機の運用は農業を救えるのか2025年4月2日
-
外食市場調査2月度 市場規模は2939億円 2か月連続で9割台に回復2025年4月2日
-
JAグループによる起業家育成プログラム「GROW&BLOOM」第2期募集開始 あぐラボ2025年4月2日
-
「八百結びの作物」が「マタニティフード認定」取得 壌結合同会社2025年4月2日
-
全国産直食材アワードを発表 消費者の高評価を受けた生産者を選出 「産直アウル」2025年4月2日
-
九州農業ウィーク(ジェイアグリ九州)5月28~30日に開催 RXジャパン2025年4月2日