大分県産「完熟」かぼすサワー新発売 SDGsに基づきJA全農など3者で開発2020年7月20日
JA全農は7月21日、セブンイレブン・ジャパンと国分グループ本社と共同で、国連の定める持続可能な開発目標「SDGs」のコンセプトに基づいて開発した大分県産の完熟かぼす果汁を10%使った「大分県産完熟かぼすサワー」を発売する。

大分県が、国内生産量の9割以上を占めるかぼす。通常は完熟前の緑色のかぼすを出荷し、黄色くなったかぼすは傷みやすく、広域での流通は難しい。ほとんどが大分県内での消費に留まり、一部には収穫されないまま放置されているほ場もあることから、3者で黄色くなったかぼすの活用方法について協議。緑色よりも甘味が増し、酸味が控えめになる果汁の特性を活かした「大分県産完熟かぼすサワー」を開発した。黄色いかぼすならではの味わいを「完熟」と表現した夏にぴったりのさわやかなサワーだ。九州全域と山口県、広島県、島根県、鳥取県のセブンイレブン約3300店で販売予定。希望小売価格は167円(税別)。
JA全農は農業生産の維持・拡大、農家所得の向上のため、他企業などと「全農グループMD(マーチャンダイジング)部会」をつくり、国産農畜産物を原材料とした幅広い分野での商品開発に取り組んでいる。今回の取り組みはその一環で、今後も全国の産地と品目に拡大するため3者で共同開発を継続していく。
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