こゆ財団とアグベンチャーラボがスマート農業で連携協定2020年8月21日
宮崎県の地域商社、こゆ地域づくり推進機構は8月21日、JAグループが「食」「農業」「地域のくらし」にかかわる社会課題を解決するイノベーションを創出するために開設したAgVenture Labと、テクノロジー活用や企業と地域農業の融合を通じて持続可能な農業を目指すことを目的に、連携協定を締結した。
2019年10月にAgVenture Labで開催した「スマート農業サミット」の様子
連携協定は、同日にオンラインで開催する「スマート農業サミット2020」で締結を発表し、AgVenture Labの荻野浩輝代表理事と、こゆ財団の齋藤潤一代表理事が記念スピーチを行う。
両者は、「世界一チャレンジしやすいまち」をビジョンに掲げ、2018年3月に新富町役場、都城高専(宮崎県都城市)との農畜産振興に関する連携協定締結。以来、スマート農業の技術開発と人材育成の促進に挑戦しているこゆ財団と、産官学連携のもとで農業の未来を共創する取り組みを継続しているAgVenture Labが、双方のビジョンに共鳴したことから締結に至った。
こゆ財団とAgVenture Labは、同協定で次の事項について連携し協力することを取り交わした。
(1) 農業テクノロジーに関する事項
(2) 情報の共有に関する事項
(3) 農業ベンチャー企業の育成に関する事項
(4) 地域農業の発展に関する事項
(5) 各号に掲げるもののほか、地域農業の発展のために必要と認める事項
こゆ財団は、同連携を通じて、スマート農業の技術開発と人材育成を加速。世界の食糧需要に技術・人材の両面で貢献することで、SDGsが示す「誰ひとり取り残さない」世界の実現をめざす。
なお、「スマート農業サミット2020」は、大手企業からベンチャー、現役農家まで10人上の農業ビジネス関係者がオンラインで集結する。
<登壇者>
・荻野浩輝(一般社団法人 AgVenture Lab 代表理事 理事長)
・齋藤潤一(一般財団法人こゆ地域づくり推進機構 / スマート農業推進協会)
・高橋慶彦(AGRIST株式会社 / スマート農業推進協会)
・関悠一郎(ENEOSホールディングス株式会社)
・吉開祐貴(リアルテックファンド グロースマネージャー)
・上原郁磨(SBテクノロジー株式会社/リデン株式会社)
・長岡康生(株式会社ヴァカボ)
・井本喜久(The CAMPus 代表理事)
・坂本一弘(本田技術研究所)
・安藤光広(株式会社安藤商事/SEKIDO宮崎中央)
・猪俣太一(新富町きゅうり農家)
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