地産地消の流通構築へ クックパッドが町田市、JA町田市と連携協定2020年8月24日
クックパッド(株)と町田市、JA町田市は8月20日、「町田市内産農産物の地産地消推進に関する連携協定」を締結した。同市内農産物の流通や販売促進の課題を解決するため、生産者から直接、送料無料で買い物ができる生鮮食品EC「クックパッドマート」を活用し3者が協力する。
町田市は、生産者と消費者の距離が近い都市農業の立地を活かし、市内産農産物の直売所や朝市・マルシェでの販売、学校給食・市内飲食店等への提供を通じて、地産地消を推進してきた。一方で、生産者自身が農産物を複数拠点へ配送するのは困難であることから、増得続ける需要に応えられず、農産物を効率的に配送する流通システムの構築が課題となっている。
こうした状況を受けて、3社が連携し、市内の生産者と消費者がクックパッドマートを利用しやすい環境を整え、市内産農産物を市内へ安定的に供給できる地産地消型の流通システムを実現する。
クックパッドマートは、利用者が選んだマートステーションの周辺20〜30km圏内の生産者が販売する生鮮食品を購入できる生鮮食品ECプラットフォーム。各地域に設置された共同集荷所へ近隣の生産者が商品を出荷、その日の夕方には各地のマートステーションまで配送されるため、地域の食材を高い鮮度を保ったまま届けることができる。
提供地域ごとに独立した自立分散型の流通により、その地域の生産者の食材を周辺の消費者へ販売することが可能となる。
この取り組みは9月から実施。JA町田市の直売所「アグリハウス鶴川」内にクックパッドマートの共同集荷所を設置し、市内生産者が直売所へ農産物を持ち込む際にクックパッドマート向けの出荷も可能にするなどの出荷支援を行う。また、イベントホール、駅前の商業施設など町田市が管理する施設・関連施設にクックパッドマートの商品を受け取れる生鮮宅配ボックス「マートステーション」の設置を推進し、消費者がサービスを利用しやすい環境を整備する。
町田市内の設置箇所は、町田市民ホール、和光大学ポプリホール鶴川、町田市立総合体育館、ココカラファイン(一部店舗)など市内マンションやコインランドリーを予定。
地域社会の課題を解決する「地域生産物の販促・流通構築パッケージ」
重要な記事
最新の記事
-
産地を応援「メイトー×ニッポンエール フルーツソルベ瀬戸内広島レモン」発売 JA全農2025年3月17日
-
カーリング女子日本代表チームを「ニッポンの食」で応援 JA全農2025年3月17日
-
選りすぐりのさせぼ温習みかんで果汁100%ジュース コクと甘み、余すところなく JAながさき西海2025年3月17日
-
雪のような白さと深い味わい 自慢のにんにく使った2品 JA十和田おいらせ2025年3月17日
-
香ばしい薫りと広がる梨の甘み 伝統の梨が職人の技でみるくまんじゅうに JAセレサ川崎2025年3月17日
-
【人事異動】JA共済連(4月1日付)2025年3月17日
-
JA共済連 全国本部組織機構を改編2025年3月17日
-
円建劣後ローンによる調達を実施 JA共済連2025年3月17日
-
親子で学ぶ通学路の交通安全 「てぃ先生」とコラボの啓発動画を公開 JA共済連2025年3月17日
-
JA帯広かわにし「十勝川西長いもとろろ」など宇宙日本食5品目がISSに搭載2025年3月17日
-
【今川直人・農協の核心】農産物需給見通しが示す農協の方向(1)2025年3月17日
-
短時間の冠水で出芽率が低下 ダイズ種子の特徴を明らかに 農研機構2025年3月17日
-
甘い味がする新規の香気成分を発見 甘さを感じる仕組みを解明 農研機構2025年3月17日
-
林業用安全装備品の購入費用助成 2025年度を募集 農林中金2025年3月17日
-
「上を向いて、笑おう。御堂筋天国~旬のたよりマルシェ~」開催 農林中金、三井不動産、御堂筋まちづくりネットワーク2025年3月17日
-
投資家向け農業事業「ノーサ」新プラン「しいたけ栽培オーナー」募集開始 クールコネクト2025年3月17日
-
大分県に初のコメリパワー「三重店」29日に新規開店2025年3月17日
-
果樹生産の大規模化と効率化へ大分県・国東市と協定「ファーマインド大分農園」開園へ2025年3月17日
-
カップめんの悩み解消 大豆ミート「マシマシの種 ミンチタイプ」新発売2025年3月17日
-
米価高騰問題を先物市場で考える【森島 賢・正義派の農政論】2025年3月17日