決済も生産業務も効率化 RPA活用プロジェクト発足 JA仙台2020年10月7日
宮城県のJA仙台は、業務の効率化を進めるため、企業や自治体などで導入が進むRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を活用するプロジェクトを発足した。本店の金融や共済、営農など各部門から選ばれた22人のメンバーが、部門ごとの業務改善と生産性向上を中心に活動し、RPAの設計と開発を行う。
毎月開催のプロジェクトの全体会議で、進捗を共有している
プロジェクトで使用するツールは、国内シェア1位で、NTT-AT製のRPAツール「WinActor(ウィンアクター)」と富士ゼロックス製のOCR(光学式文字読み取り装置)ツール「Smart Data Entry(スマートデータエントリー)」で、本店に端末を3台導入した。
同JAは2019年4月から、RPAのテスト稼働を開始。本店の情報システム課が中心となり、学校給食費口座の決済の登録業務や共同防除の生産業務など、エクセルから他のシステムへ手入力で行っていたものを自動入力化し、9件で処理時間を削減することができた。
今後はメンバーが中心となり、各部門で業務の効率化を進めるため、業務の棚卸を精査。今年度中に40件の設計・開発を目標として活動を進める。
プロジェクトの会議は毎月開き、進捗を全体で共有していく。真壁豊一専務は「プロジェクトにとても期待している。業務の効率化は、JA運営に大きく貢献する。組合員のため、本気で取り組んでほしい」と話している。
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