コロナ自粛のストレス軽減へ 牛舎を花でいっぱいに JA全農さいたま2020年10月12日
全農埼玉県本部クーラーステーション運営委員会の女性部は、新型コロナウイルスの影響により自粛した例年の交流活動の代わりに、牛舎環境の美化を目的に「花いっぱい運動」に取り組んでいる。
![埼玉県内の酪農家に配った花の種(埼玉県深谷市で)](https://www.jacom.or.jp/noukyo/images/nous20101217_1.jpg)
取り組みは、都市化が進む中で住民と共存しながら乳牛を飼育する県内の酪農家が、住民のため環境を改善しながら生産することで、牛乳のイメージアップを図る。また、コロナ禍で長引く自粛ストレスの軽減もめざしている。
同委員会は酪農家から集めた生乳を一時的に貯蓄・冷却する施設である熊谷クーラーステーションの運営と、JA全農さいたまに生乳を出荷する生産者92戸で組織。女性部で秋まきミックスフラワーの種子を購入し、約100袋に小分けして、全酪農家と関係機関に配った。種子は、景観を長期間楽しめるよう開花期の異なる1、2年草と宿根草の混合。10月中旬までに種をまくと、来春から秋にかけて開花。牛舎の周りが花でいっぱいになることを見込んでいる。
JAいるま野の松本邦子女性部会長は「コロナの影響で行動範囲も狭くなり、閉塞感を感じながら毎日を過ごしている。この運動を実践して牛舎の周辺を花で彩り、地域住民と華やかな春を迎えたい」と話している。
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