前年度末上回る回復-JA全国共済会上期決算2020年11月16日
全国農林漁業団体共済会は11月5日に令和2年度第2回通常理事会を開き上期決算を承認した。
JAの事業利益に相当する評価損益等調整前当期経常増減額は前年同期比2.9億円減の▽0.2億円となった。運用収益の減少に加え、退職給付金共済事業システムの更改や、事務所レイアウト変更にともなう一事費用の増加が要因となった。
一方、JAの当期剰余金に相当する正味財産の増加額は、証券投資信託の評価益の増加で前年同期比0.6億円増の5.7億円となった。これで9月末時点の正味財産は501.5億円。前年度末はコロナ禍の影響え保有する証券投資信託が評価損となったが、今年度上期は投資銘柄の選別や管理を徹底したことに加え、株式市場が上昇したことなどを受け、前年度末の評価減少分を上回る回復となった。
令和2年度の評価損益等調整前当期経常増減額と一般正味財産増減額は計画上はマイナスを見込んでいるが、上期決算ではいずれも計画を上回り、マイナスを最小に抑えることができたとする。
9月末時点の総資産額は5121億円(前年度末5192億円)でJAの退職給付債務額の約47%に相当する。JAの加入率は94.1%(前年度末93.9%)。新規加入者数は4901人(前年同期5173人)、掛金収入142億円(前年同期148億円)、退職者数5115人(前年同期6292人)、退職給付金支給額205億円(前年同期230億円)となっている。
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