Z-GISの現況と活用法 県域担当者へ説明 JA全農2020年11月17日
JA全農スマート農業推進室は11月10日、県域担当者に向けてZ-GISの普及・推進状況やウェビナーイベントの開催概要、新機能・新サービスのTV説明会を東京大手町のJAビルで行った。
JA全農スマート農業推進室平野室長
◇普及・推進状況とアンケートの実施
普及状況について11月現在の会員数は1006となり、目標会員数の1000を上回った。累計ダウンロード数は1万9872となった。また、Z-GIS会員に向けての使用状況調査を近日中に実施し、会員にメールを配信して回答を募る。
◇初のウェビナーイベント 第1回Z-GISウェビナーinあぐラボ
Z-GIS会員に向けて便利な機能と活用事例についてウェビナーで発信する。会員外で参加希望の方は、全農耕種総合対策部スマート農業推進室(zz_zk_smart@zennoh.or.jp)まで。開催概要は下記のとおり。
(1)実施日:2020年12月10日(木)16:00~17:30
(2)配信方法:ZOOM、会員外の方はYouTubeライブ配信
(3)配信内容:Z-GISの便利な機能や、会員の活用事例
◇Z-GIS便利機能の紹介と新機能の開発計画について
Z-GISの便利な機能について、Z-GIS上でExcel関数(一部不可)を使用した計算が可能になった(Z-GISのバージョンが3.0.0以降であることが必要。)また、親子機能は親ユーザーが子ユーザーの情報共有を可能にする機能で、作業受託や圃場情報の集約・活用の事例を紹介した。10ID以上の一括加入で基本料金30%オフとなる。
2021年4月にZ-GISと連携予定のザルビオについては、Z-GISの圃場ポリゴンデータ、耕種概要データをザルビオに転送、また、ザルビオ上の圃場ごとの生育ステージ、病害リスクや施肥防除記録をZ-GIS上に同期できることを挙げた。
その他にも、IHIアグリテック社の「GPSナビキャスタ」は、Z-GISで作成した施肥マップをモニター起動時に読み込ませることで圃場名の表示が可能となり、JAアクセラレーター優秀賞を受賞した「AGRIHUB」は、作物、作業・防除などの圃場ごとのデータにZ-GIS上のポリゴンから簡単にアクセスできるなど連携を拡大している。JA全農スマート農業推進室は県域担当者に引き続き協力を呼びかけ、今後もZ-GISの利便性向上と普及・推進を進めていく。
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