プロ野球選手OBらが鹿児島で熱血指導 JA全農WCBF少年野球教室2020年11月24日
世界のホームランキング・王貞治氏が理事長を務める世界少年野球推進財団(WCBF)が主催し、JA全農が特別協賛する「JA全農WCBF少年野球教室」が11月21日、鹿児島県日置市の「日置市伊集院総合運動公園野球場」で開かれた。
バッティングの指導に注目する鹿児島の野球少年たち
今年で28年目を迎えた同教室は、元プロ野球選手が講師を務め、毎年全国各地で開催。鹿児島での開催は8年ぶりで、日置市のソフトボールチーム7チーム、小学生、指導者、保護者ら合計99人が参加した。
講師にソフトバンクOBで、現・栃木ゴールデンブレーブス所属の川崎宗則氏、攝津正氏(ソフトバンクOB)、里崎智也氏(ロッテOB)、柴原洋氏(ソフトバンクOB)ら4人が招かれ、子どもたちに野球の基本指導を行い、開催県のJA鹿児島県経済連からは各講師に「お肉の選べるギフトカード」が贈られた。
開校式では、柴原講師が「今日は投げ方、捕り方、打ち方、走り方を基本的なことからしっかり教えます。みんなで楽しく、ケガの無いようにしましょう」と子どもたちに呼びかけた。また、全農広報・調査部の沢登幸徳次長は「この教室は、プロ野球で活躍した先生に直接指導していただける貴重な機会です。スポーツをするうえで食べることは大切。しっかり食べて丈夫な体作りをしてください」とあいさつし、教室がスタートした。
捕手の指導をする里崎講師と内野手の指導をする川崎講師(右)
ウォーミングアップ後は、川崎講師が実技を交えながら走塁の基本を説明。現役選手のハツラツとした実技に、子どもたちも目を輝かせていた。
また、ポジション別に分かれ、講師が「投げる」「捕る」「打つ」「走る」の基本を分かりやすく指導。講師の熱血指導に、子どもたちも積極的に質問するなど、熱心に取り組んだ。バッティングの基本では、柴原講師と里崎講師が手本を披露。間近で見るプロの打球と迫力に、子どもたちから歓声が上がっていた。
指導者講習会では、トレーナーの石川慎二氏が、ケガを予防するためのストレッチやトレーニング方法について実技を交えて講義。栄養学教室では、管理栄養士の越野彩氏が、保護者を対象に成長期の子供に必要な
栄養や運動時の食事の摂取、国産農畜産物を使用したメニューやレシピ紹介などの講義を行った。
参加者へは、「たんかんミックス(ジュース)」ほか、協賛各社から国産農畜産物などが贈られた。
JA鹿児島県経済連の末永常務理事が「お肉の選べるギフト券」を講師に贈呈。左は参加者へのお土産
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