2021今年の一字 「結」-JA全中会長2021年1月8日
JA全中の中家徹会長は2021(令和3)年の今年の一字を「結」と発表した。
中家徹JA全中会長
年頭の定例記者会見で発表する予定だったが、緊急事態宣言の再発令で会見が中止となったことからコメントを発表した。
「結」には5つの意味を込めたという。
1つ目は新型コロナウイルス感染症の一日も早い終結、収束への思い。コロナ禍で農業分野でもさまざまな影響が出ているが、国民が必要とし消費する食料はできるだけその国で生産する「国消国産」の考え方の重要性について国民全体に情報発信することや、治療にあたっている全国のJA厚生連病院へ引き続き組織を挙げた支援するとした。
2つ目は結びつきの重要性。自己改革への取り組みは組合員の参加、参画があって実現するものと強調し、JA全国大会開催の年であることから「結集力」を高めていきたいとする。
3つ目は「実を結ぶ」。米では大幅な主食用米の作付け減が求められているが、JAグループのほか、行政、稲作経営者など関係者と一体となった努力が実を結ぶことを願うとした。
4つ目は「結(ゆい)」の大切さ。田植え作業などで共同で行うことを結田(ゆいた)といい、コロナ禍の今だからこそ、こうした助け合いを大切にし、新しいかたちで「万人は一人のために、一人は万人のために」を忘れず行動する1年にしたいという。
5つ目は「結果」を出す。牛のように一歩一歩を歩みを進め、「振り返ったときに新たな発展につながった年だったと結べるようにがんばっていく」と改めて決意を示した。
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