クラウドファンディングで東北協同乳業を支援 JA全農2021年3月15日
今年2月の福島県沖地震で製造ラインなどに大きな被害を受けたJA全農のグループ会社・東北協同乳業(株)は、「食と農のクラウドファンディング AGRISSIVE!」内で同社を支援する「震災に負けず福島からヨーグルトを届けたい~福島から元気を発信プロジェクト~」を3月11日から開始した。
東北協同乳業を支援するクラウドファンディング企画
福島県本宮市にある東北協同乳業は、地域の酪農家が生産した生乳を使用し、安全安心な牛乳や乳製品を提供することで、地域の人々の健康維持・増進に貢献することを目指しており、今年で創業55周年を迎える。
10年前の東日本大震災では、牛乳を入れた30tタンクが傾くなど、機械・建物が破損し、甚大な被害を受けた。その後も原発事故の風評被害が続くなか、「災害に負けず福島から元気を発信したい」という社員の想いに共感した東京大学大学院薬学系研究科の関水和久教授(当時)が率いるチームとの共同研究開発がスタートした。2012年11月19日に関水教授が発見した、自然免疫活性化能の高い乳酸菌「11/19-B1 株」を使った「11/19-B1 乳酸菌ヨーグルト」の販売を2014年7月に開始。同商品は従業員の活力と誇りになり、品質・美味しさにも自信がある看板商品となっている。
2月13日に宮城県、福島県で最大震度6強を観測する地震が発生。同社工場も製造ラインが被災し、製造が一時停止せざるを得ない状況となったが、社員の懸命な復旧作業で現在はすべてを再開したものの多大な損害を受けた。そうした中、東日本大震災から10年となる3月11日に、全農グループ会社・全農ECソリューションズ(株)が12月に開設した「食と農のクラウドファンディング AGRISSIVE!」のクラウドファンディング企画「震災に負けず福島からヨーグルトを届けたい~福島から元気を発信プロジェクト~」を開始するに至った。
出資者へのリターン品には、同社の看板商品「11/19-B1 乳酸菌ヨーグルト」をはじめ、地元企業と共同開発した「あまざけヨーグルト」や「バニラプリン」などをセットにしている。
「11/19-B1 乳酸菌 感謝 感謝のギフトセット」(左)と「11/19-B1 乳酸菌 応援ありがとうまごころセット」
【プラン概要】
(1)「11/19-B1 乳酸菌 感謝 感謝のギフトセット」 送料込4000円
○看板商品の「11/19-B1 乳酸菌ヨーグルト(固形3個、ドリンク3本)」 ○東京大学でしか手に入らない姉妹品の「研Q室のヨーグルト(固形3個、ドリンク3本)」
(2)「11/19-B1 乳酸菌 応援ありがとうまごころセット」 同4500円
○看板商品の「11/19-B1 乳酸菌ヨーグルト(固形6個)」
○東京大学でしか手に入らない姉妹品の「研Q室のヨーグルト(固形2個)」
○ANA 日本~ホノルル便ビジネスクラス機内食でも採用された「B1 乳酸菌ヨーグルト 4個」
○地元の企業(株)宝来屋本店(味噌、あま酒)とコラボした「あまざけ ヨーグルト 2個」 ○(株)宝来屋本店とコラボした期間限定商品の「ゆずあまざけ ヨーグルト 2個」 ○温泉水で塩づくりを行う会津山塩企業組合とのコラボ商品「会津山塩バニラプリン 2個」
どちらも化粧箱に詰めたバラエティ豊かなギフトセットとなっている。
重要な記事
最新の記事
-
将来受け手のない農地 約3割 地域計画で判明2025年4月23日
-
ふたつの「米騒動」【小松泰信・地方の眼力】2025年4月23日
-
鳥インフル対策 大規模養鶏は分割管理を 農水省2025年4月23日
-
米の生産目安見直し 1.7万トン増産へ 北海道2025年4月23日
-
県内国公立大学の新入学生を秋田県産米「サキホコレ」で応援 JA全農あきた2025年4月23日
-
「岐阜えだまめ」の出荷始まる 初出荷は80kg、11月までに700t出荷へ JA全農ぎふ2025年4月23日
-
いわて純情米消費拡大月間がキックオフ JR盛岡駅前でおにぎり配布 JA全農いわて2025年4月23日
-
2025いわて純情むすめ大募集 純情産地いわての魅力を全国に伝える JA全農いわて2025年4月23日
-
【JA人事】JA常総ひかり(茨城県) 堤隆組合長を再任2025年4月23日
-
食べ物への愛と支える人々への感謝込め ニッポンエールからグミ、フルーツチョコ、ドライフルーツ詰め合わせ 全国農協食品株式会社2025年4月23日
-
カレー、ラーメンからスイーツまで 「鳥取の魅力」詰め合わせ JA鳥取中央会2025年4月23日
-
大自然から生まれたクリームチーズ 昔ながらの手作り飴に 蔵王酪農センター2025年4月23日
-
千葉県柏市「柏市公設市場」一般開放デー開催 市内JAが初出店2025年4月23日
-
新茶の季節に「お茶フェア」産地直送通販サイト「JAタウン」で初開催2025年4月23日
-
緑茶用品種「せいめい」全ゲノム配列を解読 多型情報解析を可能に 農研機構2025年4月23日
-
AIとIoT、新規センサを活用 スマート畜産排水処理技術を開発 農研機構2025年4月23日
-
「サツマイモ基腐病を防除する苗床の土壌還元消毒SOP」第2版を公開 農研機構2025年4月23日
-
第11回京都市場伊賀産肉牛枝肉研修会開く 伊賀産肉牛生産振興協議会2025年4月23日
-
充実の装備と使い勝手の良さで計量作業を効率化 農家向け計量器2機種を発売 サタケ2025年4月23日
-
「AGRI EXPO新潟」2026年2月25~27日に初開催 250社出展、来場者は1万2000人を予定2025年4月23日