「高校球児向け栄養教育プロジェクト」地域貢献活動を紹介 JA全農2021年3月22日
JA全農は、立命館大学と連携して取り組んでいる、高校球児やスポーツ選手向け栄養教育プログラムの開発をめざす 「高校球児向け栄養教育プロジェクト」の一環として行った2020年度実施の地域貢献活動を紹介している。
さつまいもを収穫し笑顔を見せる立命館守山高校の球児
同プロジェクトは、2018~20年度の3年間で進められており、調査協力校は立命館守山高校(滋賀県)、豊多摩高校(東京都)、彦根東高校(滋賀県)、岐阜総合学園高校(岐阜県)の4校。各校の野球部へお米を提供し、お米を中心とした食事の優位性の調査と、地元JAと協力した地域貢献活動を通して、高校球児やスポーツ選手向け栄養教育プログラムの開発をめざす。今年度は新型コロナウイルスの影響で、参加人数の制限や、オンラインで実施するなど、例年とは違った形で開催した。
キャベツの収穫について教わる彦根東高校の生徒
2020年度の各校と地元JAとの取り組み状況は次の通り。
■立命館守山高校・JAおうみ冨士(滋賀県)
2020年10月 さつまいも収穫
球児たちはJA職員に指導を受けながら、スコップで土を掘りさつまいもを収穫。自分の手で収穫したさつまいもが直売所で販売されると聞き、驚いた表情を浮かべていた。
■豊多摩高校・JA東京中央(東京都)
2020年11月 感謝の手紙
JA職員がお米の提供で高校を訪れた際に、球児たちから今までお米を提供してくれた事への感謝の気持ちが綴られた手紙が渡された。「お米を提供していただき、ありがとうござました。食事の大切さ、お米のおいしさを学びました」と御礼も伝えられた。
●彦根東高校・JA東びわこ(滋賀県)
2020年12月 キャベツ収穫
キャベツの収穫をはじめ出荷用のダンボールの組み立て、倉庫の清掃、台風で倒壊したビニールハウスの撤去作業を体験。農家の方から「助かったよ。ありがとう」と言葉かけられ、少し照れた表情を浮かべていた。
■岐阜総合学園高校・JAぎふ(岐阜県)
2020年1月 オンラインで御礼
球児とお米を配達してくれていたJA職員がオンラインで対面。球児からは「今までありがとうございました。お米を食べる事で成長し、自分たちの力になりました。当初はお米を炊くのはマネージャーの仕事でしたが、それを選手たちも手伝い、身体以外の成長にもつながりました」と伝えられた。
なお、高校球児向け栄養教育プロジェクトは2020年度で終了し、2021年度に調査を取りまとめた内容を発信する予定。
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