4連会長らと医療、合併など意見交換 JAあきた女性組織協議会2021年3月24日
JAあきた女性組織協議会は3月12日、秋田市内で4連共通会長の斉藤一志氏はじめ連合会役員らと意見交換を行った。参加した女性部役員からは地域医療をはじめ、県域JAや自然災害対応、米需要について質問があり活発な意見交換が行われた。
JAあきた女性協が4連役員などと意見交換
女性部役員から地域医療では、産婦人科の撤退や医師不足による受診の取り止めや受診制限に触れ、これらの対応を考えて欲しいといった意見が出された。JA秋田厚生連はこの意見に対し少子高齢化が一因しているとした上で、「地域医療サービスの低下を引き起こさないよう、地域病院間で連携を図っていきたい」と答えた。
県域JAについては、JAの県域合併構想を受け県1JAになった場合の女性部離れに懸念を示した。また、常勤役員の参加やJA役員との対話活動を行うなか、合併により役員とのつながりが希薄化するのではないかと質問。中央会は合併後も既存JAは地区本部として残して、女性部活動もこれまで通り行って欲しいと説明し「これからの女性組織の在り方を積極的に提案してもらいたい」と述べた。
米の需要が年々減少するなか、新型コロナウイルスの影響で減少傾向にさらに拍車はかかったとし、具体的な対応策を求めた。この意見に対し、JA全農あきたは「事前契約や販売数量・販路拡大にさらに力を入れていきたい。国の政策である飼料用米等転換への交付金をぜひ活用してほしい」と回答。女性部役員からは「私たち農家もいい米を作れるよう頑張りたい。営農指導員の増員や積極的な農家訪問をお願いしたい」との意見が出された。
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